バイオ株価の特徴『暴騰、暴落するバイオ株の株価が上がるポイント』

『バイオ株を買うか迷っています…。』

『バイオ株の特徴ってありますか??』

 

 

株式投資において、業種ごとに特徴があることを知っていますか?

株式投資では、業種のことを『セクター』と言い、『セクター』ごとの特徴を知ることで勝率を上げることができます

 

 

『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』

『株の収益だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』

 

 

株式投資をする上で、『セクター投資』は押さえておきたいですね。

なぜなら、長い期間利益を出している投資家は、自分自身の得意なセクター、苦手なセクターを理解しているからです。

 

 

更に、『セクター』ごとに株価が動く特徴があり、そこを知っているだけでも、勝率が大きく変わります。

そこでこの記事では、『バイオ株』セクターの特徴や、株価が動くポイントを紹介します。

 

 

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バイオ株価の特徴『暴騰、暴落するバイオ株の株価が上がるポイント』

 

バイオ株とは何なのか??

『バイオ株』と言えば、株価の動きが激しいことで有名です。

大きな材料が出ると、数日で株価が何倍になったり、半分以下になることも珍しくありません。

そのため、短期間で利益を得たい個人投資家に、大変人気があるセクターです。

 

 

ですが、そもそも『バイオ株』とは、どのような銘柄かご存知でしょうか??

 

 

まず、生物を工学的見地から研究することを、バイオ研究といいます。

この研究内容を応用する技術が、バイオテクノロジーです。

つまり『バイオ株』とは、上記の技術に関わる銘柄の総称となる訳です。

 

 

いわゆる創薬と呼ばれる『バイオベンチャー』や、製薬会社の株式などを指しているのです。

更に具体的に紹介すると、

・再生治療(IPS細胞など)

・ガン免疫治療(抗がん剤なども含む)

・遺伝子治療

などの、人の命に関わる事業内容となっています。

 

 

そのため、これまで完治が不可能とされていた病が、もしも治すことができる新薬・治療法を生み出せれば、世界での需要は計り知れないと言えます。

 

 

そして、再生医療やガン治療、遺伝子治療などを研究する『バイオテクノロジー関連銘柄』は、新興のバイオベンチャーが多くなっています。

そのため、期待感も含めて、バイオベンチャー株は短期間で急騰しやすくなっているのです。

 

『バイオ株は、人の命に関わる将来への投資です』

 

 

バイオ株は本当に何倍にも上がるのか??

『バイオ株』の株価が、なぜ急騰しやすいのか理解して頂けたかと思います。

でも、どれぐらい株価が上がるのか、具体的な過去の例を知りたい方もいるでしょう。

そこで一部ですが、過去の例を紹介します。

 

 

例1・そーせいグループ(4565)

2008年10月に、リーマンショックの影響もあり、株価が22円をつけました。

その後2016年5月には、6,545円と約300倍にも大化けしました。

 

 

例2・ナノキャリア(4571)

2008年10月に、リーマンショックの影響もあり、株価が37円をつけました。

その後2013年5月には、5,630円と約150倍にも大化けしました。

 

 

例3・オンコリスバイオファーマ(4588)

2018年10月に、479円をつけていました。

しかし、2019年3月では4,410円をつけました。

およそ5カ月間で、株価が約9.2倍にも急騰した訳です。

 

 

バイオ株を選ぶ際のポイント

 

バイオ株と新薬開発

『バイオ株』の株価が急激に動く時は、新薬開発の発表です。

更に詳しく言えば、新薬に関する思惑買いの時です。

 

 

なぜあえて言い直したのかと言うと、仮に新薬が承認され、新薬開発の発表があったとしても、株価がどこまで上がるのかは分かりません。

一時的に大きく株価を上げることもあれば、発表と同時に株価が下落することも度々あるからです。

 

 

そのため、『バイオ株』の株価が急騰する時は、新薬の開発に成功し、沢山売れて業績が大幅に改善され、『株式の価値が上がるのでは?』と、投資家が考えている時と言えるでしょう。

つまり、新薬の開発状況で、株価が大きく動くのです。

 

『思惑で上がって、事実で下がる典型的なセクターです』

 

 

バイオ株は赤字が当たり前

本来、株式投資をする際には、企業の経営状況をしっかりと調べ、将来性のある企業、または堅実な経営をしている企業を選ぶべきです。

そのため、『ファンダメンタル分析』を重要視している投資家も沢山います。

 

 

しかし、『バイオ株』は赤字が当たり前です。

 

 

なぜなら、新薬の開発には膨大な時間がかかります。

幾度となく実験を行い、設備投資にも多額の資金を必要とします。

そのため、新薬が市場に出回るまでは、赤字に苦しんでいる企業が少なくないのが現実です。

その証拠に、経済産業省の発表では、日本のバイオベンチャーの赤字率は84%となっています。

 

 

では、なぜ赤字続きでも、バイオベンチャーは研究が続けられるでしょうか??

 

 

その理由は、大手企業からの支援があるからです。

バイオベンチャーは、主に特定の分野の病気を研究しています。

大手製薬会社は、需要の高い病気の研究をしており、特定分野の研究に手が回らないのです。

 

 

そのため、大手製薬会社はバイオベンチャー企業を支援するのです。

支援の目的としては、支援した企業が新薬開発に成功した時に、販売権を獲得するためです。

そのような理由で、バイオベンチャー企業は赤字続きでも、研究を続けることができるのです。

 

『バイオ株は、ファンダメンタルでは分かりずらいのです』

 

 

 

 

バイオ株と増資

先程説明したように、『バイオ株』は資金不足で、赤字続きな状況の企業が多いと言えます。

しかし、創薬には研究と治験、更に厚労省からの承認など、膨大な時間が必要です。

 

 

そこで『バイオ株』は、増資を行い、株主から資金を集めたり、銀行からの借り入れを行います。

一般的には、増資や借入の増加は、株価が下落する要因とも言えます。

しかし、更に安値となった株式を、新薬進行状況に合わせて、買い増しする投資家が多いタイミングでもあります。

 

『増資は、株価が動きやすい一つのポイントです』

 

 

 

バイオ株はIRが多い

『バイオ株』は、株価の変動が大きいことから、投資家に人気があるセクターです。

そして、人気の理由の一つとして、IR(企業からのお知らせ)が多い特徴もあります。

 

 

IRが多い銘柄は、投資家の目に止まりやすいため、当然人気が出やすくなります。

更には、IRだけで株価が急騰することが多いのも、バイオ株の特徴と言えるでしょう。

 

 

そして、株価の上昇局面でも、沢山の材料が出てきます。

・企業買収

・共同開発

など、『バイオ株』はIRが非常に多いセクターとなっています。

 

『他のセクターでも、IRには注目です』

 

 

バイオ株の株価が上昇する流れ

ここからは、『バイオ株』の株価が上昇する流れを、簡単に紹介していきます。

 

 

まず、新薬の販売を開始する事を『上市(じょうし)』と言います。

そして、上市までの流れには、4段階の流れがあります。

 

上市までの4段階

1・基礎研究

2・非臨床試験

3・臨床試験段階

4・承認申請

 

 

1・基礎研究

天然素材や植物、生物などから、物質を発見します。

新薬の可能性がある物質を、模索している段階です。

 

 

2・非臨床試験

可能性がある物質を、動物や細胞を使い研究している段階です。

 

 

3・臨床試験段階

人にとっての有効性や、安全性を調べる段階です。

 

 

4・承認申請

厚生労働省の承認を得るため、申請を行います。

審査が通貨すると、新薬の販売を行うことができます。

 

 

段階ごとに株価が上がる

このように、段階ごとに分かれていることを理解して下さい。

そして、段階ごとに株価が上昇しやすくなっています。

 

 

当然、より販売に近づくほど、株価の上昇は大きくなっていきます。

どの段階にいるのかは、必ずチェックして下さい。

 

『特に臨床試験、承認申請の段階は、株価が大きく動きます』

 

 

バイオ株の投資のポイントと注意点

ここまで『バイオ株』の内容について、紹介をしてきました。

そしてここからは、『バイオ株』の投資のポイントや、注意点を紹介していきます。

 

 

バイオ株はハイリスク・ハイリターン

まず、『バイオ株』はハイリスク・ハイリターンであることを、十分に理解した上で投資対象として下さい。

つまり、ギャンブル要素が非常に高い訳です。

 

 

特に新興のバイオベンチャー企業の場合、

・治験が成功するのか?

・新薬として承認されるのか?

・大手製薬会社との契約ないようは?

など、いくつもの壁があり、賭けの要素が非常に高いのです。

 

 

そもそも新薬の成功率は、3万分の1と言われています。

そして、膨大な時間と資金を費やします。

当然のことながら、将来の見通しも厳しく、赤字が続けば倒産も十分考えられます。

 

 

資産が何倍、何十倍と増える可能性があるということは、その逆もあることを十分理解した上で、投資判断をして下さい。

考え方は、仕手株と一緒です。

 

『ハイリスクを考えられない人は、手を出さない方がいいですよ』

 

 

 

バイオ株は短期投資?長期投資??

『バイオ株』は、短期投資向きなのか、長期投資向きなのかは、投資家によっても意見の分かれる所です。

 

 

これは私個人の意見ですが、短期投資をお勧めします。

逆に、長期投資はお勧めしません。

 

 

その理由として長期投資は、治験・新薬承認・大手製薬会社の契約と、あまりにも確率の低いギャンブルになってしまうからです。

確かに底値圏で買うことができ、順調にハードルをクリアすることができれば、大きな利益を得ることが可能です。

しかし、その高い壁をクリアする確立が低すぎる上に、倒産のリスクまであるのです。

 

 

『バイオ株』は、思惑で株価が急激に動きます

そして、思惑が思惑を呼び、更に買いが集まります。

株価が10倍を超える『テンバーガー』も、珍しくはありません。

 

 

そのため、株価が上昇トレンドに移行してからでも、全然間に合います。

つまり、値動きが活発化した時のみ売買して、短期的に利益を得ることが上手な取引だと言えるのです。

 

『短期間で利益を抜いて、早めの撤退がお勧めです』

 

 

 

 

バイオ株は早めの損切りを!!

ハイリスク・ハイリターンの『バイオ株』を選ぶ場合、早めの損切りを心掛けましょう。

 

 

『バイオ株』が下落しだすと、仕手株のように、とことん下落します

売買をする際には、必ず損切りラインを設定し、損失を増やさないようにして下さい。

特に、信用取引を考えている人は、損切りラインを設定しないと、追証地獄の可能性も…。

 

 

また、販売が決まったからといって、株価が戻ると信じて、保有を続けることも危険性があります。

先程も紹介したように、『バイオ株』は思惑で急激に株価が動きます。

そのため、販売までに業績が織り込まれ、材料の出尽くしで暴落も十分考えられるのです。

 

 

もう一度伝えます。

『バイオ株』を選ぶ場合、必ず損切りラインを設定しましょう。

そして、自分が上級者だと自信が無ければ、信用取引も止めておきましょう。

 

『正直、バイオ株で信用取引はやめましょう』

 

 

 

 

 

 

初心者はバイオ株に手を出すな

最後に、私の考えを伝えておきます。

 

 

初心者は、バイオ株に手を出さない方がいい!!

 

 

基本的に、短期的に利益を狙うセクターです。

しかし、『テクニカル分析』で値動きを読むことも、かなり高度なセクターなのです。

 

 

確かに、自分の資産が何倍・何十倍と、急激に増やすことができるかもしれません。

しかし、大きく儲かる反面、大きな損失を出す可能性も高いことを理解して下さい。

 

『私もバイオ株は、痛い思いを沢山しました…』

 

 

 

 

まとめ

今回は、『バイオ株』セクターの特徴や、株価が動くポイントを紹介しました。

 

 

『バイオ株』は、ハイリスク・ハイリターンの、ギャンブル要素の強いセクターです。

確かに、資産が何倍、何十倍になることもあり、魅力的だと言えます。

しかし、その逆に資産を何分の1にまで、簡単に減らす可能性もあるのです。

 

 

私個人としては、経験の少ない投資家は、手を出すべきではないと考えています。

経験もあり、資金に余力がある人が、損を覚悟の上でやるべきです。

もちろん、そのような投資家は、損切も上手く、必要以上の損失を出しません。

 

 

それでも『バイオ株』を選ぶ場合、上昇トレンドに入ってからでも遅くはありません。

そして、短期決戦を意識して下さい。

もしも、相場が盛り上がってから手を出し、高値圏で買ってしまったら、株価は戻らないので、すぐにでも損切りをしましょう。

 

 

 

 

 

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