『決算日と、決算発表の違いが分かりません…。』
企業の決算は、その企業の経営状態が分かるため、株価に大きな影響があります。
では、『決算日』と『決算発表』の違いを、理解していますか??
実は、『決算』には4種類あり、『四半期決算』と言います。
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
株価が、必ず動く日があります。
それは、『決算日前後』です。
株式投資をする以上、企業の決算には、必ず興味を持たなければいけません。
そこでこの記事では、決算日や決算発表の、株価への影響を紹介します。
Contents
株初心者の決算日とは『株価が必ず動く、年に4回の決算日には注意』
それでは、株価が大きく動く決算日や、決算発表の説明をしていきます。
『決算』とは、1年間の企業の収支を計算することです。
そして、上場している企業は、『決算』の内容を発表しなくてはいけません。
『決算』の最後の日を『決算日』と言い、決算資料を発表することを『決算発表』と言います。
この『決算日』は、会社ごとに決めることができます。
『決算日』や『決算発表日』は、企業ごとにホームページに掲載されているので、すぐに検索することができます。
企業が決算日を決めるポイント
『決算日』は、企業にとって暇な月に設定されることが多くなります。
なぜかというと、繁忙期に『決算』をするのは、大変だからです。
そのため、小売業などは2月や、8月が多くなっていたりします。
その反面、一般的な上場企業や、国や地方自治体から仕事を受けている企業は、3月が『決算日』になっています。
なお、外資系企業の決算日は、12月が多くなるなど、業種や関連先の影響などで、『決算日』は大きく異なるのです。
一般的な目安としては、3月が多く、次に12月が多いと、覚えておくのが良いと思います。
四半期決算
『四半期決算』とは、3ヶ月ごとに業績の途中経過を、発表することを言います。
先程説明したように、多くの企業は3月決算のため、4月~3月を1年度とみることが多く、
・4~6月 ⇒ 第1四半期決算
・7~9月 ⇒ 中間決算
・10~12月 ⇒ 第3四半期決算
・1~3月 ⇒ 本決算
というように分けられています。
特に、第1四半期決算の注目度は高く、その年度1年間を予測する、大事な決算とされているため、株価に大きな影響があります。
もしも、第1四半期決算で、上方修正が出た企業は、注目度がさらに上がります。
なぜなら、企業は慎重に動くため、なかなか第1四半期決算では上方修正をしてきません。
その中で、上方修正をしてくるということは、年間を通して業績が良い可能性が高いからです。
しかし、過度な期待は厳禁ですよ…。
決算日の株価の動き
本来、企業の業績が良ければ株価は上がり、業績が悪ければ株価は下がります。
そのため、決算日前後は株価が大きく動き、取引も活発になります。
しかし、例え業績が良くても、必ず株価が上がる訳ではありません。
逆に、決算発表後に下がるケースも多々あります。
これは、投資家にすでに予想されていて、予想以上の業績ではなかったため、決算発表後に下がっている可能性が高いのです。
よく『折り込み済』と言われるやつですね。
まとめ
今回は、株価に影響が強い決算日や、決算発表について説明してきました。
特に、短期・中期の投資スタンスの人にとって、一大イベントになることも多い日です。
もしも、投資している企業の業績に対して、株価の予想が分かりずらい時は、一度ポジションを外すことも大切です。
私も、決算日や決算発表後に、予想外の株価の動きに、振り回された経験が沢山あります…。
年に4回は、決算によって株価が変動しますので、よくチェックしてみて下さいね。