株の追証とは『追証の借金で人生を狂わせない、4つのポイントを解説』

『株の追証について知りたい』

『追証は怖いと聞きますが、どのような意味なのでしょうか?』

 

株式投資で、『追証』というものがあるのは、ご存知ですか?

追証が発生すると危険』ということを、聞いたことがあるかもしれません。

しかし、具体的にどのような危険があり、その対処方法が分からない人も多いのではないでしょうか。

 

 

『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』

『株の収入だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』

 

株の信用取引をしている人にとって、もっとも怖いのが『追証』です。

なぜ『追証』が発生するのか?

 

 

この記事では、『追証』の意味や、『追証』が発生してしまった時の対処方法を、初心者にも分かるように説明していきます。

記事を読み終えると、追証にあわてず対処ができる様になるはずです。

 

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株の追証とは『追証の借金で人生を狂わせない、4つのポイントを解説』

それでは、投資家がもっとも嫌う『追証』の説明をしていきます。

追証とは、『追加保証金』の略です。

 

 

大前提として、現物取引をしている人には、『追証』は発生しません。

信用取引をしている人のみ、『追証』が発生する可能性があります。

 

 

 

委託保証金

まず、信用取引をする際、証券会社に『委託保証金』を入れなくてはなりません。

各証券会社で定められている、『委託保証金率』によって、委託保証金は決まってきます。

基本的には、『売買代金の総額30%以上』プラス『最低30万円以上』となっています。

 

委託保証金維持率

信用取引で売買した株の株価が、投資ポジションと逆に動き、『委託保証金維持率』を割ってしまう場合があります。

ちなみに『委託保証金維持率』も、各証券会社ごとに設定されています。

 

 

例えば、信用買いをしたとしましょう。

株価が下落し、『委託保証金維持率』を割ってしまいました。

その場合、追加で『委託保証金』を入れて、維持率を最低%まで引き上げなくてはなりません

これを『追証』と言うのです。

 

追証が発生するタイミング

追証が発生する判断は、『当日営業日終了』の時点です。

もし、追証が発生したら、『発生日から2営業日後』までに、現金を入れなければなりません。

 

 

なお、追証が発生する最低維持率を『追証ライン』と言います。

この追証ラインには、十分注意をしなくてはなりません。

 

追証ラインの目安

各証券会社で変わりますが、最低20%と定められています。

また、維持率ごとに必要な手続きも、各証券会社で異なります。

ヘルプページや、説明文で確認を必ずしましょう。

 

追証でお金を入れられなければどうなる?

追証が発生し、決められた日までに維持率を回復させられないと、強制的に決済されます。

つまり、信用買いでポジションをとっていれば、強制的に株を売られてしまいます。

 

追証が発生した場合にすること

信用取引をする場合、追証が発生する可能性があります。

では、追証が発生した場合、どのようにすればいいのでしょうか?

 

 

答えは2つです。

 

 

取引を続ける

取引をやめる

この判断を、すぐに決めなくてはなりません。

 

取引を続ける

追証が発生しても、そのポジションを継続する場合の対応です。

翌々営業日の15時30分』までに、追証を解消しなければなりません。

それまでに入金をして、維持率を回復させる必要があります。

もしも、担保となる株があるのなら、売買をして埋め合わせすることも可能です。

 

追証が発生しないための4つの注意点

追証は、発生させないことが一番です。

そこで、追証が発生しないための、注意点を説明します。

 

レバレッジMAXの取引をしない

信用取引は、委託保証金の約3倍まで取引することが可能です。

しかし、上限いっぱいで取引すると、株価が反対に動けば、すぐに追証が発生する可能性があります。

余力をもった投資が肝心です。

 

保証金は現金を選ぶ

保有している現物取引の株は、代用有価証券として保証金にあてることができます。

しかし、保有銘柄が下落すれば、維持率も下がります。

そのため、保証金は現金にして、追証が発生するリスクを下げましょう。

 

損切りは早めにする

株式投資をする上で、自分の判断と違ったら、まずは『損切り』です。

株で利益を出すことが上手い人は、損切りが上手い人です。

『まだいける』

などど思わずに、仕切り直しをしましょう。

 

 

逆指値注文を上手く使う

逆指値注文を上手く使いましょう。

損切りのラインを設定して、リスク管理をすることで、追証を防ぐことができます。

 

 

追証が解消できない場合

翌々営業日の15時30分までには、追証を解消しなければいけません。

もしもできなければ、追証発生日の3営業日後の寄付きで、保有している全ての株が強制決済されます。

つまり、強制的に現金化され、補填されるわけです。

仮に、それでも決済損がある場合は、預かり金などで清算がされます。

 

 

それでも足りなければ、新たに入金が必要になります。

もし、必要な金額を入金できなければ、証券会社への債務が発生してしまいます。

つまり、借金が発生することになるのです。

 

 

ここまで来てしまった場合は、分割返済などの相談を、証券会社と話し合いをすることをお勧めします。

 

まとめ

今回、信用取引における『追証』の説明と、対処法を説明してきました。

まず大前提は、追証が発生しないように、維持率をキープすることが一番です。

 

 

・レバレッジMAXの取引をしない

・保証金は現金を選ぶ

・損切りは早めにする

・逆指値注文を上手く使う

この4つを意識して、無理のない投資をして下さい。

 

 

最後に、信用取引は資産を増やすために、非常に効率的な方法です。

しかし、大きく勝てるということは、大きく負けることもできるのです。

 

 

株で100%の勝率の投資家はいません。

誰でも負ける時は、負けるのです。

株式投資をする上で、最も大切なことは『相場から退場しない』ことです。

 

 

 

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