『株って買うものですよね?空売りって何ですか??』
『空売りは危険だと、サイトに書いてありましたが、実際どうなのか教えて下さい』
株は、買ってから売るのが基本の流れです。
しかし、株を買っていないのに、売りから始めることもできるのを知っていますか?
その方法が『空売り』です。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
株式投資を始めると、『空売り』という言葉を聞くことになります。
本来株は、買って保有してから、売って利益を確定します。
しかし『空売り』は、まず最初に売ります。
『最初に売るって、意味が分からない…。』
と考えるのが当然ですよね。
しかし、株式投資で利益を出し続けるためには、この『空売り』を覚えないとなりません。
なぜなら、『空売り』を覚えることで、利益機会を2倍にすることが可能だからです。
そこでこの記事では、『空売り』の仕組みや、実際のトレードのやり方を紹介します。
『空売り』の重要性が分かり、皆さんのトレードに役立てる様、分かりやすく説明していきます。
Contents
株の空売りとは『仕組み・やり方・リスクを理解して利益機会を2倍に』
それでは、『空売り』の仕組みや、実際のやり方を説明します。
まず『空売り』とは、信用取引の売りのことです。
最初に証券会社から株を借りて売り、取引をした後で買い戻して、差額の利益を得る取引のことをいいます。
空売りの流れ
『空売り』の基本的な流れを、簡単に紹介します。
まずは理解しやすいように、買いと同じように考えて下さい。
・買い ⇒ 株価が上がる ⇒ 売って利益確定
・空売り ⇒ 株価が下がる ⇒ 買戻しして利益確定
・株価1,000円
⇓
・株価が下がる予想で空売り
⇓
・株価が900円に下がる
⇓
・買い戻して100円利益
空売りの買い戻しとは
『空売り』は利益確定をする時に、『買い戻し』をします。
『買い戻し』という言葉が、分かりずらいかもしれませんね。
しかし、『空売り』は信用取引で株を借りているため、借りた株を返すので『戻し』と言うのです。
簡単に言うと、最初に売って、最後に買うということです。
単純に、買いから入る通常のトレードと、逆のことをする訳です。
空売りをして、株価が上がってしまったら?
『空売り』は、株価が下がることで利益が増えます。
逆に株価が上がった場合、損をする訳です。
更に、『現物買い』の場合は、株価が下がって損失が出たとしても、最悪0円になるだけで、損失は限られています。
最悪0円のケースも、企業が上場廃止や倒産した場合のため、その前に損切りはできるでしょう。
しかし『空売り』の場合は、損失が無制限になってしまいます。
つまり、株価が上がれば上がる程、その分の損失が出続けるのです。
結果的に『追証』が発生し、もしも損失分が清算できなければ、借金をしてしまう訳です。
これが、『空売り』を勧める人や、情報が少ない理由です。
空売りのメリットとトレード方法
デメリットが有名になっている『空売り』ですが、もちろんメリットもあります。
冒頭でも紹介したように、私個人としては、『空売り』は絶対に覚えるべきだと考えています。
そこで、『空売り』のメリットやポイントを紹介します。
空売りのメリット
『空売り』の一番のメリットは、株価は上がることもあれば、下がることもあるという点です。
株価が上がっている時は、買いで利益を出すことができますね。
では、日経平均を含めた相場のトレンドが、下落トレンドになった場合はどうしますか?
そうです!!
『空売り』は、下落相場でも利益が出せるのです。
株式投資の基本は『順張り』と言われています。
上昇相場では買い、下落相場では空売りが基本になる訳です。
また、『空売り』はリスクヘッジとしても利用できます。
それが『両建て』です。
簡単に言えば、買いと空売りを同時にすることです。
空売りは瞬間的な利益が早い
この内容は、短中期投資家のメリットとなります。
株の特徴として、株価が上がる時よりも、株価が下がっていく時の方が、急激に株価が動くケースが多くなります。
株価は、恐る恐る買われていって、頂点をつけると一気に下落という、ジェットコースターのような流れが頻繫に起きます。
そのため、瞬間的な利益は『空売りの方が早い』と言えるのです。
全ての銘柄で空売りできるのか?
全ての銘柄で、『空売り』できる訳ではありません。
実は、『空売り』ができる銘柄は限られています。
『空売り』ができるかどうかは、各証券会社のアプリなどで簡単に確認できます。
ただ最近は、非貸借銘柄(空売りできない銘柄)の売りを扱う証券会社も増えてきています。
下げ相場で利益を狙うチャンスが、増えてきてるといえます。
ちなみに、デイトレーダー向けに、『松井証券』や『SBI証券』がサービスを提供しています。
また、『空売り禁止規制』が入ってしまうと、新規で空売りをすることができなくなります。
空売りの取引をする際の注意点
『空売り』で取引をする際の注意点を、2つあげておきます。
・信用残、信用倍率
・踏み上げ、逆日歩
信用残、信用倍率
まず、『信用残』や『信用倍率』を確認するようにして下さい。
空売りだけではなく、信用取引をする場合は、必ず確認が必要です。
踏み上げ、逆日歩
次に、『踏み上げ』や『逆日歩』にも注意が必要です。
これは、空売りをする上で、リスクとなる部分です。
まとめ
今回、利益の機会を2倍に増やす、『空売り』の紹介をしました。
まず、分かりやすくまとめた、空売りの基本的なポイントは3つです。
・株価が下がれば利益が出て、株価が上がると上がった分だけ損する
・損失に限度がない
・全ての銘柄が空売りできるわけではない
世間的に、空売りは否定的に見られています。
しかし相場の流れは、細かく上下に動きながら、上昇トレンド、下落トレンドに移っていきます。
株価は、上がることもあれば、下がることもあるのが基本です。
つまり、『株価が上がる時は買い』、『株価が下がる時は空売り』が正しい流れなんです。
『空売り』を覚えると、利益機会が増えるということが、分かってもらえたはずです。
それでは、『空売り』の危険性を理解した上で、皆さんのトレードに活用してみて下さい。