
『損切りとは、何ですか??』
『損切りは、しなくてはいけませんか??』
『損切りを覚えなくては、株で利益を増やすことはできません。』
株式投資をする理由は、
- 自分の資産を増やすため
ですよね。
つまり、利益を出し続け、損失を出さないことが最も良い投資となる訳です。
しかし、株式投資で100%勝ち続けている人はいません。
そのため、株式投資をする上で避けては通れない道があります。
それが『損切り』です。
株で利益を出したいのに、『損切り』覚え場くてはならないと言われても、納得できない気持ちは分かります。
ですが、100%の勝率が不可能である以上、
- 損を少なくすることが上手い
人が、利益を大きくすることが出来るということを理解しましょう。
そこでこの記事では、『損切り』の内容や、タイミングの目安などを紹介します。
記事を参考に、『損切り』の重要性はもちろん、上手な『損切り』を覚えてみて下さい。
Contents


損切りとは|損切りできないと勝てません!損切りラインと目安
それではまず、『損切り』の内容を説明をしていきます。
『損切り』とは、損失を最小限におさえるため、損失額の少ない時に株を処分することを言います。
簡単に言うと、被害が大きくなる前に、早めに対応するということです。
株は勝つ時もあれば、負ける時もあります。
実は株式投資では、『損切り』ができるかどうかが、利益を上げるために最も重要なポイントなのです。
『損切り』ができず、投資資金がなくなり、相場から退場する人が世の中には沢山います。
更に信用取引の場合、『追証』を食らう可能性も出てきます。
なぜ損切りをしなくてはならないのか
基本的な考え方として、『株で負ける』ということは、
- 株価が予測と逆に動く
ということになります。
つまり、『損切り』ができないと、損失は増え続けるのです。
『今は損をしていても、いつかは株価が戻るだろう』
『そのうち、値上がりするはず』
このように考える気持ちは分かります。
しかし、これ以上の損失を増やさないために、
- 『損は早めに処分する』
という考え方を意識して下さい。

上手に損切りをする時の考え方
誰も『損切り』をしたくありません。
ですが、『損切り』をしなくては株式投資で利益を増やすことはできません。
そこで、『損切り』をする時の考え方を紹介しておきます。
・株式投資で100%勝てる人はいない
・お金をお金と思わない
・株価予想に自信があるのなら、入り直せばいい
株式投資で100%勝てる人はいない
天才トレーダーや、敏腕ファンドマネージャーでも、負けて損失を出しています。
100%勝つことは、不可能だと考えましょう。
『損切り』は、利益を出すため、損失を最小限に抑えていると考えるのです。
お金をお金と思わない
矛盾しているように聞こえますが、大切な考え方です。
よくある話ですが、シュミレーションアプリなどでは、利益を出し続けることができる。
そのため自信をもって、実際に株式投資や、FXを始めてみた所、全然上手くいかないことがあります。
理由は、自分のお金が絡んだ途端、冷静でいられなくなるからです。
確かに、お金を増やそうと思って始めた以上、損失を受け入れる事は難しいでしょう。
しかし、受け入れて下さい。
お金をお金と思わず、数字としてとらえられる人が強いのです。
株価予想に自信があるのなら、入り直せばいい
実は、この内容を実践できない人が、非常に多いため『損切り』ができないのです。
もしも、あなたの株価予想に自信があるのならば、『損切り』をして下さい。
そして、トレンドが変わった時に、買い直せばいいのです。
『今を耐えれば、必ず株価が上がる』
このように考えているのであれば、一度『損切り』をした方が、トータルの利益は大きくなります。
『損切り』は負けではありません。
損失を最小限にするため、戦略的撤退を行っているだけなのです。
基本的な損切りの目安
それでは、基本的な『損切り』の目安を紹介していきます。
一般的な『損切りライン』は、
- 買値より5~10%
株価が下がったラインです。
もちろん、銘柄のセクターや、社会情勢によっても変化しますので、あくまでも目安として下さい。
損切りラインを決めたら、必ずルールを守ろう
基本的な『損切りライン』を設定できたら、最も重要なことがあります。
それは、自分が決めたルールを必ず守ることです。
せっかく『損切りライン』を設定したのに、ルールを守れず、損失を膨らましている人が実に大勢います。
確かに、自分のお金を減らすことが決定する瞬間なので、迷う気持ちは分かります。
しかし、先程も説明したように、あなた自身の予測が外れたから、『損切り』をすることになったのです。
つまり、『損切りライン』で覚悟を決めないと、損失がどんどん膨らむ可能性が高いのです。
もしも、『損切り』する際に気持ちが揺れてしまいそうであれば、『逆指値注文』をしておきましょう。
まず、買った株価の『損切りライン』を設定し、『逆指値注文』で自動的に売却する訳です。
損切りラインになった時の3つの選択肢
次に、もしも保有銘柄が『損切りライン』を超えてしまったとします。
そんな時のために、参考となる選択肢を3つ紹介しておきましょう。
・損切りして、別の目柄の株に変更する
・買い増しして、平均取得価格を下げる
・そのまま保有して株価が上がるのを待つ
損切りして別の銘柄の株に変更する
まず一つ目の選択肢として、『損切り』を行い、別の銘柄の株に投資先を変更することです。
通常、買値から2割以上下落すると、買値に戻るまでに長い時間がかかります。
まずは、資産を減らさないためにも、損失が大きくなる前に『損切り』をしましょう。
また、『損切り』をせず塩漬けになってしまうと、資金が動かせなくなり、結果的に利益機会を減らしてしまいます。
そのため、『損切りライン』を超えてしまっても、早めの『損切り』を決断して、別の銘柄に投資先を変更しましょう。
買い増しして平均取得価格を下げる
次に、株価が下落している時に、株を買い増しして、平均取得価格を下げる方法です。
『ナンピン買い』という方法です。
しかし、『ナンピン買い』は、おすすめしません。
なぜなら、株価がさらに下落した場合、損失が拡大するからです。
しかし、選択した銘柄に問題が無い中、社会情勢などで相場自体が急激な暴落した場合、長期的な目線で利益を考えているのであれば、一つの手段としては考えるのもありだと言えます。
つまり、『押し目買い』と言える局面でのみ、買い増しして平均取得単価を下げる方法が有効なのです。
そのまま保有して株価が上がるのを待つ
最後に紹介するのは、選択肢というよりも、投資家がやってしまいがちな内容です。
それが、そのまま保有して、株価が上がるのを待つことです。
つまり、『塩漬け』状態になる訳です。
『塩漬け』状態になると、長い期間待つ可能性が高くなります。
もしも、株価の下落が一時的なもので、今後上昇する自信があるのであれば、選択肢の一つと言えるでしょう。
まあ、資金効率も悪く、長期間になる可能性も高いため、おすすめはしません。
まとめ
今回は、『損切り』の内容や、タイミングの目安などを紹介しました。
『損切り』は、誰もしたくはありません。
しかし、『損切り』をしなくては、株は勝てません。
『損切り』は、損失を減らす為に行うので、結果的に株で利益を出すためにしていることです。
私の場合、いくら利益が出たという事よりも、トータルの勝率や損失額を重要に考えています。
その方が、経験上利益が大きくなったからです。
あくまでも私の考え方ですが、もし参考になれば、頭の片隅に入れておいて下さい。