
『有名トレーダーBNFの手法が知りたい…。』
『乖離率って何ですか??』
『移動平均乖離率』を、知っていますか?
簡単に説明すると、今の株価が移動平均線から、どれぐらい離れているかを数値化したものです。
実は、有名な個人投資家BNFも、手法として使っているのです。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
私は、この『移動平均乖離率』を、トレード方法のメインとして使っています。
理由としては、分かりやすくて、勝ちやすいからです!!
さらに、銘柄を探しやすいのもメリットですね。
証券会社のスクリーニングで、すぐに探すことができます。
そして、個人投資家として有名な『BNF』さんも、使っているテクニカル分析なのです。
『本当に勝ちやすいのかも?』
と、興味を持ってもらえたでしょうか?
そこでこの記事では、『BNF』さんの手法も含めて、『移動平均乖離率』を紹介します。
Contents


BNFの手法を解説『25日移動平均乖離率で勝率アップ。テクニカル分析』
『移動平均乖離率』とは、どのような手法なのでしょうか?
この手法は、個人投資家の中でも、利用している人の多い手法だと言えます。
まずは、根本となる『移動平均線』を、理解しなくては始まりません。
もしも、『移動平均線』が分からない人は、こちらをどうぞ。
移動平均乖離率の特徴
それでは、『移動平均乖離率』の特徴を説明します。
『乖離率』とは、移動平均線と現在の株価が、どれくらいかけ離れているかを数値化したものです。
まず、移動平均線から乖離し過ぎた株価は、移動平均線の方向へ戻る特徴があります。
簡単に言うと、『乖離率』が大きいほど、株価が逆方向に動きやすいということです。
また、急激な上昇、急激な下落をすると、『乖離率』の数値は大きくなります。
この特徴を生かし、売買タイミングをはかる訳です。
例として、簡単な流れを紹介します。
・株価が移動平均線より下にある
⇓
・マイナス数値の乖離率が大きくなる
⇓
・割安感から買いが入る
移動平均乖離率の使い方
それでは、実際の『移動平均乖離率の使い方』を紹介します。
各証券会社が出しているアプリの機能で、『乖離率』はすぐ見ることが出来るので、『乖離率』の計算方法は省きます。
『乖離率』の日数設定は色々出来ますが、『25日移動平均乖離率』が最も使いやすいので参考にして下さい。
『乖離率』の特徴で、急激な上昇、急激な下落をすると、『乖離率』の数値は大きくなります。
そして、『乖離率』が大きくなるなると、『移動平均線』の方向に戻りやすくなります。
そのため、25日線に向けても、急激に戻ります。
この急激な戻りを、利益に変えることができれば、短期間で大きな利益を得ることができます。
基本として、よく言われている数値は、
・乖離率±10%を超えたポイント
が、近々反転する可能性が高いと言われています。
ちなみに、私のメイン手法は『逆張り』です。
『逆張り』は、この『移動平均乖離率』との相性が良く、短中期トレードの人にはおすすめです。
しかし、中途半端なポジションで、『逆張り』をしてしまうと非常に危険です。
なぜなら、『乖離率』が大きな銘柄は、値動きが激しい場合が多いため、予想を外した時の損失が大きくなってしまうからです。
そのため、10%で売買タイミングと捉えることは、あまりありません。
最低ラインを、±15%以上の乖離率と設定しています。
他の『テクニカル分析』と同じように、
・買われ過ぎ
・売られ過ぎ
を『乖離率』でも数値化しています。
『乖離率』の数値が少ないと、相場の流れに乗ってしまいます。
だから『逆張り派』は、売買タイミングを間違うと、手痛い損失を食らうことが多くなるのです。

乖離率の注意点
次に、『乖離率』の注意点をあげておきます。
まず、『乖離率』は絶対ではないことを注意してください。
特に『逆張り派』は、大きく損失を出し、最悪相場から退場もありえます。
そして、注目している銘柄によっても、『乖離率』の数値は大きく違ってきます。
例えば、東証1部の大企業で、誰もが知っている企業だとしましょう。
『出来高』も、常に安定した数字を日々作り、中長期投資の株主も沢山いる企業銘柄です。
この場合、会社に相当な不祥事などがない限り、『乖離率』はそれ程開きません。
なぜなら、常に売買が盛んなため、株価も緩やかに上昇と、下落を繰り返しているからです。
このような銘柄の場合は、基本となる±10%乖離率でも、危険性は低いと言えます。
しかし、『仕手株』や『新興銘柄』など、値動きが激しい銘柄の場合は違ってきます。
『±10%乖離率』は、当たり前のごとく起こります。
『±20~30%』の乖離率も、よく目にします。
どの銘柄でポジションを取っているのかで、目安となる『乖離率』の数値は、変わってくる訳です。
BNFさんの25日移動平均乖離率の使い方
それでは、BNFさんの『25日移動平均乖離率』の使い方を、簡単に説明します。
過去のBNFさんの書き込みを簡略化
180万を1億にする過程で、すごい下げ相場だった。
その中で、現物のみの短期の逆張りで儲けた。
BNFさんは逆張りが好きで、株は逆張りが有利だと考えている。
【短期筋(1~3日の短期)が売買する場合の順張り】
1 → 株価が動く前に勝った人
2 → その株を監視して場の上がりだす雰囲気で買う人
3 → 上がり出したのを確認して、翌日も上がる予想で買う人
4 → 翌日の高値で買う人
5 → 翌々日が買い気配なら寄りで買う人
6 → 翌々日寄った後にさらに高値で買う人
*1の人が利益が大きいが、長期投資の人の可能性が高い
*3~4の間で出来高が多い
*3~4で買った人が、6の人に売って利益を出す
この相場での順張りでは、1の段階で買うのは難しく、コツコツ細かい利益を積み重ねる感じになる。
利益は1~6%ぐらい。
【短期筋が売買する場合の逆張り】
・過去25日移動平均線から、何%乖離して反発するか?
・相場の雰囲気がいいから、乖離が浅めでも反発するかも?
・出来高は?
・ボリンジャーバンドは?
などを考え、底で買えれば、1と同等の水準で買える
BNFさんは、1の水準で買えるおいしい相場が、下落相場だと考えている。
そのため、上げ相場でも、下げ相場でも現物でいいと考えている。
前日まで、マイナス乖離のきつい株が、当日もそれなりのマイナスの場面。
BNFさんのテクニカル分析で、反発する予想で買ったその日に、それ以上下落する可能性は低い。
もしも、上がりそうにもない場合は、すぐに損切。
乖離のきつい株が、『ダウ』、『ナスダック』の下げで、朝から売られていれば、損切が早いかぎりリスクを感じない。
むしろ、1の水準で買えるのがおいしい。
結果、逆張りで儲けた割合が高い。
BNFさんの書き込みからの要点
過去のBNFさんの書き込みを、要点だけまとめてみます。
・25日移動平均乖離率
・相場の雰囲気を読む
・出来高の変化
・ボリンジャーバンドの数値
『乖離率』の目安が知りたいと思うでしょうが、状況次第で変わるってことですね。
当時のBNFさんは、
・最低20%
・安心できるのは35%
と言っていましたが、最近の相場でここまで乖離することは少ないため、参考にはなりずらいです。
まとめ
今回は、『移動平均乖離率』について説明してきました。
かなり有効な『移動平均乖離率』ですが、他のテクニカル分析と同じく、全ての場面で有効な訳ではありません。
『移動平均乖離率』が、効果的な場面を選んで使って下さいね。
『25日移動平均線乖離率』は、シンプルで利益を出しやすい手法なので、是非覚えて使ってみて下さい。