『食品株を買うか迷っています…。』
『食品株の特徴ってありますか??』
株式投資において、業種ごとに特徴があることを知っていますか?
株式投資では、業種のことを『セクター』と言い、『セクター』ごとの特徴を知ることで勝率を上げることができます。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』
株式投資をする上で、『セクター投資』は押さえておきたいですね。
なぜなら、長い期間利益を出している投資家は、自分自身の得意なセクター、苦手なセクターを理解しているからです。
更に、『セクター』ごとに株価が動く特徴があり、そこを知っているだけでも、勝率が大きく変わります。
そこでこの記事では、『食品株』セクターの特徴や、株価が動くポイントを紹介します。
Contents
食品株価の特徴『食品関連の株価が上がるポイントは?セクター投資』
食品株の特徴
『食品株』は、業績が比較的安定している企業が多く、株価も安定した動きを見せる特徴があります。
しかし、株価の安定の反面、企業の成長性が緩いと言われています。
理由として、『食品株』の成長率は、人口や所得が影響するからです。
そのため、株価が急激に動く局面は、比較的少ないと言えるでしょう。
株価の動きが比較的安定していて、急激な株価の動きも少ないことから、初心者が手を出しやすいセクターと言えます。
食品株と内需関連株
『食品株』が扱う食は、景気の良し悪しに関わらず、常に必要とされています。
そのため、内需関連株として捉えられています。
『内需関連株』とは、国内に事業基盤があり、国内景気により業績の拡大が見込まれる企業の株式をいいます。
大手の『食品株』は、景気に左右されずらい特徴があります。
しかし、不況になると消費者が支出を抑えるため、業績が落ち込む企業もあります。
そのため、『食品株』と一括りにせず、
・安定した売り上げの主力商品があるか?
・市場で認知度の高い看板商品はあるか?
など、企業が取り扱っている商品によっては、景気に左右されることも覚えておいて下さい。
食品株と日経平均株価の関係
『食品株』は、日経平均株価が変動した時に、リスクオフの局面で人気が出る特徴があります。
・日経平均上昇 ⇒ 値上がり率が相対的に小さい
・日経平均下落 ⇒ 値下がり率が相対的に小さい
上記のような動きをすることが多いため、リスクオフの局面で人気が出やすいのです。
食品株と自社株買い・高配当
『食品株』は、業績が堅調な銘柄も多いため、株主還元に積極的な企業が多くあります。
そのため、自社株買いを行ったり、高い配当を出すなど、投資家に人気の高いセクターなのです。
長期投資や、インカムゲインがメインの投資家にとって、非常にメリットのあるセクターです。
食品株と株主優待
『食品株』は、株主優待でも魅力的な内容が多いため、人気があります。
そのため、権利確定日の1ヶ月前後は、株価が変動しやすくなります。
食品株の株価が急激に動く局面
『食品株』は、比較的株価が安定しているセクターだと紹介しました。
しかし、局面によっては、株価が大きく動きます。
・ブームが起きて、爆発的なヒット商品が生まれる
・関連事業の薬品開発
・積極的な海外展開の情報
1つ目に、食品のブームが起きた場合です。
食品ブームは、SNSやマスコミなどから派生して起こり、一気に拡大していきます。
新商品はもちろん、既存の商品にもブームが起こる可能性があり、その時は爆発的に業績が上がるため、株価も大きく動きます。
2つ目は、薬品開発です。
『食品株』は、関連事業として、薬品開発・製薬会社を行っている企業が多数あります。
新薬などの製薬事業はもちろん、健康食品の開発などにより業績が上がり、株価が大きく動く可能性があります。
3つ目は、積極的な海外展開です。
『食品株』は、人口に影響を受けるため、少子化・人口減少が進む日本ではなく、海外で売上を拡大する企業が増えました。
そのため、資金力のある大手企業では、海外M&Aを積極的に進めています。
また、『小売株』と同じように、TPP(環太平洋パートナー協定)でメリットを受ける企業が増えると考えられています。
4つ目は、海外からの資金流入です。
これは、非常に特殊なケースです。
世界的に見てマイナス金利や、債券の利回りが悪くなり、投資家が利益を出しずらくなる時があります。
そんな時、安定的で配当も高い日本の『食品株』に、海外から資金が回ってくることがあるのです。
まとめ
今回は、『食品株』セクターの特徴や、株価が動くポイントを紹介しました。
『食品株』は、株価が比較的安定して動くため、初心者が手を出しやすいセクターです。
また、内需関連株ともされ、日経平均が暴落した時に、人気が出るため、リスクオフの局面で買われる特徴があります。
『食品株』は、株主還元が高い企業が多い特徴もあります。
そのため、自社株買い・配当狙い・株主優待狙いなど、長期投資やインカムゲイン投資にも適したセクターと言えるでしょう。