『株主優待の権利発生前後は、株価が動きやすいと聞きました…。』
株の銘柄選びに、悩んでいませんか?
株式投資で難しいポイントは、『銘柄選び』と、『売買タイミング』です。
今回は、『銘柄選び』にスポットを当てます。
もしも、必ず株価が動くことが分かっていたら、『銘柄選び』に参考になりますよね。
実は、株価が必ず動くタイミングがあります。
その中から、『株主優待権利確定日』に注目してみます。
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
『株主優待』を知っている人は、多いと思います。
上場している企業で、『株主優待』を出している企業は、アプリで簡単に調べることができます。
そして、『株主優待権利確定日』の前後は、株価が動くことに気付くと思います。
そこでこの記事では、『銘柄選び』の方法として、『株主優待権利確定日』の前後を紹介します。
Contents
株初心者の銘柄選び『株主優待権利確定日を狙った投資は勝率約65%』
それでは、『株主優待権利確定日』の前後を狙った、銘柄選びを説明します。
中長期投資で考えれば、『株主優待』は非常に安定した投資方法です。
しかし、投資金額がまだ少ない状態の初心者にとって、複数の企業の株主優待を受ける事は難しいのです。
そして、『株主優待』や『配当金』での投資は、資金が多くないと、利益がほとんど出ません。
そこで、『株主優待権利確定日』の前後の日程で、『テクニカル分析』をして、短期間での利益を確定させるのです。
実際、私はこの方法を、何度も使って利益を出しています。
なぜ、権利確定日の前後を狙うのか
感の良い方ならば、すぐにお気付きかもしれませんね。
『株主優待』は、権利確定日まで企業の株を、持っていなければいけません。
という事は、その企業の『株主優待』を受け取りたい人は、各企業の権利確定日までは、株を保有している訳です。
これが、大前提となります。
ここ数年、『株主優待投資』をしている人が、大分増えました。
推奨するサイトや、雑誌なども沢山出ています。
本来、中長期投資をしている投資家にとって、『株主優待』はおまけみたいなものです。
『ファンダメンタル分析』をして、その企業の将来に投資して、数年後の利益に期待しているのですから。
しかし、主婦層を始め、『株主優待』を効率よく受け取る、少額の投資をしている人達は、『株主優待』を受けとった段階で、保有している株を売却します。
そして、他の企業の『株主優待』を受け取るために、投資する企業を変更するのです。
つまり、基本的に『株主優待』のメリットが高く、注目されている企業の株価は、
『権利確定日』まで上昇
『権利確定日』後に下落
以上の動きになりやすいのです。
実際のトレード方法
次に、実際のトレードで、どのようにするのかを説明します。
基本的には、『株主優待権利確定日』の1ヶ月半~半月前までに、チャートの流れは出来上がってきます。
そのタイミングで買い注文を入れて、『権利確定日』の前日~2、3日前に、保有している株を売却するのです。
はっきり言って、それほど高い利益率は望めませんが、高い確率で短期間の利益が取れます。
もしも、『テクニカル分析』をして、下落サインが予想できたなら、『権利確定日後』に空売りを入れて、下落の利益を獲得する事も可能です。
権利確定日の前後を狙う注意点
『権利確定日』の前後を狙う時の、注意点も紹介しておきます。
『株主優待』を受け取りたい人達でも、株で損失は出したくありません。
当たり前ですね。
優待投資をしている人達は、株での利益が±0円でもいいと、考えている人もいるぐらいです。
ということは、企業の業績があまり良くない場合や、全体的な日経の状態が悪い時など、どれだけ『株主優待』がお得な企業でも、株価は下落トレンドに入ってしまえば、『株主優待権利確定日』まで株価は上がりません。
実際何年か前に、過去3年間の株主優待権利確定日の株価と、
・2ヶ月前
・1ヶ月前
・半月前
以上3段階の、株価の比較を検証してみました。
その時の上昇確立は、約65%ほどでした。
3年間という短い期間の検証のため、参考程度の数字になってしまいますが、株主優待を行っていた、全ての企業で算出はしてみました。
単純計算で、3社狙って、2社当たるって確立なので、初心者が勝率を意識してトレードをするならば、悪くはないかと考えています。
まとめ
今回は、『株主優待権利確定日』の前後を狙った、銘柄選びを紹介しました。
あくまでも、短中期投資だと考えて下さい。
経験上、勝率は上げやすいけれども、利益幅が少ないと考えています。
しかし、企業ごとの『権利確定日』は、簡単に調べることが出来ます。
そして、1年間の中でほぼ毎月のように、どこかの企業の『権利確定日』があります。
あくまでも、過去3年間のデータですが、勝率も約65%の検証結果もでました。
『ファンダメンタル分析』をしながら、『テクニカル分析』をするため、初心者が短期間トレードを始めるにあたっては、銘柄選びの良い練習になるのではないでしょうか?