『株でお金が儲かる仕組みを、簡単に教えてほしい』
『株って、買って持ってるだけでも、お金は増えるんですか?』
株式投資を始めてみたいけど、お金を増やす仕組みが分からない…。
そんな人も多く、結果的に投資を始められない人が沢山います。
実は、株式投資でお金を増やす方法は、大きく分けて2種類の方法しかないのです。
それが、『インカムゲイン』と『キャピタルゲイン』です。
『おはこんばんにちは、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資です』
TVやマスコミの影響でしょうが、株=『デイトレード』と思っている人が沢山いるようです。
『デイトレード』は、1日中株価を監視しなくてはならないので、日中仕事がある人には無理ですよね。
だから、株式投資には興味があるけど、時間がないからあきらめている人も多くいます。
現に、以前株に興味がある知人と、投資について会話をした時に、
『仕事で時間がないから…』
という理由で、株式投資ができないと相談を受けました。
そこで、株はデイトレードだけではない事を説明し、生活サイクルに合った投資方法を紹介しました。
『それなら株始められるわ!!』
と、株式投資を始めることを決めていました。
つまり、株に時間をかけるかどうかは、投資スタイルによって変わるのです。
そこで、株式投資に興味があるけど、始め方が分からない人向けに、まずは株で儲かるための方法を紹介します。
それが、『インカムゲイン』と『キャピタルゲイン』です。
この記事では、『インカムゲイン』と『キャピタルゲイン』の違いを、簡単に分かりやすく紹介していきます。
あなたの生活スタイルや、性格、考え方に合った投資スタイルの参考にしてみて下さい。
Contents
インカムゲインとキャピタルゲインの違い『株式投資の方法は2種類』
それでは、『インカムゲイン』と『キャピタルゲイン』の違いを紹介します。
2種類とも、株式投資でお金を増やす方法ですが、内容が違いますので、まずはその違いを理解して下さい。
インカムゲインとは?
『インカムゲイン』とは、資産を保有することで得られる利益を言います。
簡単に言えば、株を買って持っているだけで、収入が期待できる投資方法です。
・配当金
・株主優待
を受け取って、収入を得ることができます。
一般的に、『インカムゲイン向きの銘柄』は、株価の動きが安定していて、比較的安全なものが多いのが特徴です。
つまり、少ない金額で投資をすると、利益が少額になりやすい訳です。
また、企業の経営状態を調べて投資をする『ファンダメンタル分析』と相性が良く、長期的に株を保有する投資家が多いのも特徴です。
配当とは?
『配当』とは、買った株の会社が利益を上げた時、権利確定日まで保有している株主に、利益を分配することをいいます。
会社が儲かったから、協力してくれた人に、小遣いをあげると考えてもらうと、分かりやすいでしょう。
株主優待とは?
『株主優待』とは、権利確定日までその会社の株を持っていると、会社ごとの特典を受け取れる制度です。
約束守ったお礼に、プレゼントを貰えると考えてもらうと、分かりやすいでしょう。
キャピタルゲインとは?
『キャピタルゲイン』とは、株を売買することで、差額の利益を得ることを言います。
一般的に『株で儲ける』のイメージは、キャピタルゲインになるのではないでしょうか。
『インカムゲイン』と違い、少ない金額でも、大きな利益を出せる可能性があります。
そして、投資スタイルも個人で様々あり、自分に合った投資スタイルを確立することが、勝利への第一条件と言えるでしょう。
また、『キャピタルゲイン』の場合、『テクニカル分析』を使って、売買益を出すことが基本と言えます。
『テクニカル分析』には、種類が多くあることから、自分が使いやすいものを選ぶことが良いでしょう。
インカムゲインのメリット・デメリット
それでは、投資スタイルを考える上でも、メリット・デメリットを紹介します。
まずは、『インカムゲイン』を配当投資と、株主優待投資に分けて紹介していきましょう。
インカムゲイン・配当投資のメリット
良い経営をしている企業であれば、安定的な収益が期待できます。
株で稼ぐ方法の中で、リスクが一番少ない投資方法です。
企業によって、年間配当回数が違いますが、基本は年2回となっています。
年間利益率でいうと、年間3~6%ぐらいが、おおよその目安になります。
最近はNISAを利用して、税金を取られず、賢く配当を受け取る人が増えていますね。
インカムゲイン・配当投資のデメリット
基本的に、『1株あたり○○円』で配当が出るので、持っている株数が少ないと、収入としては少なくなります。
更に、良い経営をしている企業を選ぶことから、銘柄自体の人気も高く、株の価格が高くなりがちです。
配当金で収入を増やすためには、投資にかけられる資金が多くないと、現実的な金額までは難しくなります。
一応、例に挙げますが
・資金100万円 ⇒ 年率5% ⇒ 年間利益5万円
・資金1億円 ⇒ 年率5% ⇒ 年間利益500万円
現実は、なかなか厳しいですね…。
また、企業の経営状態が悪くなれば、
・無配 ⇒ 配当が出ない
・減配 ⇒ 配当が減る
など、配当金額が変動することがあります。
もちろん株式投資なので、株の価格も変動するため、資産は変動します。
インカムゲイン・株主優待のメリット
株式投資をすることで、家計の助けになる投資ですね。
企業によって株主優待の内容が異なりますが、クオカード・お米・食事券など様々です。
よくTVや、雑誌で見かける『優待投資家桐谷さん』の様な生活が出来るかもしれませんね。
優待を受け取る為に、必要な保有株数が企業によって変わりますが、比較的少ない金額で、色々なプレゼントを受け取れるのは魅力的です。
もちろん、貰えるものによっては、転売できる物もあるので、お金を稼ぐ事も出来ます。
家計の助けになる分、主婦向けの雑誌・情報サイトが多いイメージです。
インカムゲイン・株主優待のデメリット
『お金を稼ぐ』という感じは、ちょっと薄いですね…。
また、『権利確定日』がきた途端に株を売る人も多いので、株価の変動が比較的激しくなります。
株主優待を受け取ったけれど、株価が下がって損をしたという話も、よく聞く話ですね。
キャピタルゲインのメリット・デメリット
次に、『キャピタルゲイン』のメリット・デメリットを紹介します。
『キャピタルゲイン』は、株の売買をして、差額で利益を出すことから、特徴は単純です。
キャピタルゲインのメリット
『キャピタルゲイン』の大きなメリットは、少ない資金でも、大きな利益が期待できる所です。
インカムゲインと違って、株の売買で利益を出すため、短い期間で数倍~数十倍に、資金を増やすことも可能です。
世間一般的に、株の投資家と言われる人は、『キャピタルゲイン』をメインにしている人が多数と言えるでしょう。
特に、信用取引を利用して、レバレッジを掛けることで、資金も増やす効率を上げ、より短い期間で大きな利益を生みだすことができます。
キャピタルゲインのデメリット
『キャピタルゲイン』のデメリットとは、大きな損失を出す可能性もあることです。
特に、信用取引を利用し、レバレッジを掛けて取引をした場合、資金がマイナスとなり、『追証』と呼ばれる借金をする危険性もあります。
よく株で大損をして、借金を作ったという話がありますが、そのほとんどが『キャピタルゲイン』投資によるものです。
また、投資スタイルにもよりますが、『スキャルピング』や『デイトレード』などは、株式相場が開いている間、常に株価を監視しなくてはならないため、日中時間がある人でないと行うことができません。
まとめ
今回は、株でお金を稼ぐ方法として、『インカムゲイン』と『キャピタルゲイン』の紹介をしました。
株式投資は、お金を増やす為にする事です。
しかし、お金の増やし方にも、生活サイクルや考え方など、自分に合ったものがあります。
まずは、あなたが『インカムゲイン』に向いているのか、『キャピタルゲイン』向いているのかを考えてみて下さい。
その際、メリットだけではなく、デメリットも理解して、選択してくださいね。
私のメインは、『キャピタルゲイン』ですが、資金が増えて余裕が出たときは、『配当』や『株主優待』と、『キャピタルゲイン』に資金を分けて、分散投資をしています。