『小売株を買うか迷っています…。』
『小売株の特徴ってありますか??』
株式投資において、業種ごとに特徴があることを知っていますか?
株式投資では、業種のことを『セクター』と言い、『セクター』ごとの特徴を知ることで勝率を上げることができます。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』
株式投資をする上で、『セクター投資』は押さえておきたいですね。
なぜなら、長い期間利益を出している投資家は、自分自身の得意なセクター、苦手なセクターを理解しているからです。
更に、『セクター』ごとに株価が動く特徴があり、そこを知っているだけでも、勝率が大きく変わります。
そこでこの記事では、『小売株』セクターの特徴や、株価が動くポイントを紹介します。
Contents
小売株価の特徴『小売業界の株価が上がるポイントは?セクター投資』
小売株の特徴
『小売株』は、月次売上高や、消費者態度指数で株価が大きく左右されます。
・企業が発表 ⇒ 月次売上高
・内閣府が発表 ⇒ 消費者態度指数
小売株とプライベートブランド
『小売株』では、自社で開発するプライベートブランド商品を、増やす企業が増えています。
プライベートブランドは、利益率も高く、その業績は注目を集めます。
また、製造小売業としてのプライベートブランドだけではなく、自社で流通分野を抱えるなど、経営の合理化・規模の拡大を進める企業が増えてきています。
小売株と内需関連株
『小売株』は、内需関連株と考えられています。
内需関連株とは、基本的に国内を中心に、事業を展開している企業の株をいいます。
内需関連株は、国内の景気に大きく影響を受ける特徴があります。
大手の内需関連株は、時価総額が大きく安定している企業が多いため、成長株のような大幅な上昇を期待はできません。
しかし、欧米やアジア諸国に進出し、海外で業績を伸ばしている企業も多く存在しています。
『小売株』だからと言って、内需関連株と一括りにせず、企業の経営内容を調べ、その企業に合った投資プランを立てましょう。
小売株とインバウンド銘柄
『小売株』の中には、インバウンド銘柄が多数あります。
インバウンド銘柄とは、旅行などで外国人が訪れた際、企業の売上に関連性が高い銘柄をいいます。
代表的なインバウンド銘柄としては、以下の通りです。
・外食産業
・テーマパーク
・百貨店(家電、化粧品なども含む)
インバウンド銘柄は、急激に売上が変動します。
そのため、業績も上下し、株価も大きく動きます。
小売株とネット販売
『小売株』は、実店舗のみの販売ではなく、インターネットの普及により、ネット販売を本格的に進めている企業が増えています。
『小売株』は、比較的規模の拡大が容易なセクターです。
しかし、実店舗の家賃などの費用はもちろん、人件費が業績に大きな影響を与えます。
その点、ネット販売に力を入れている企業は、『小売株』の問題点を解決することができ、大きな成長の可能性を秘めていると言えるでしょう。
更に、『小売株』のネット販売は、まだまだ成長段階にあります。
今はまだ、大手とは言えない企業でも、一気に成長曲線を見せ、大きく株価を上げる期待ができる訳です。
小売株と新年度
『小売株』は、新年度に投資家の注目を集める特徴があります。
理由としては、基本的に日本の企業は、新年度の業績予想を低めに設定する傾向が強いです。
しかし、小売業は新年度から、強めの業績予想をしてくることが多いからです。
そして、『小売株』は2月決済が多くなります。
2月は、『小売株』にとって閑散期に当たり、決算業務に都合が良いため好まれています。
なお、他のセクターは3月決算がほとんどのため、『小売株』の決算期は1ヶ月早く、決算の前哨戦とも言えるのです。
小売株は株式投資初心者におすすめ
これは私個人の意見ですが、『小売株』は初心者向けのセクターと言えるでしょう。
なぜなら、『小売株』は自分の身の回りにある、身近で分かりやすい企業が多いからです。
『小売株』は、何を売っていて、どのように利益を出しているのかが想像しやすいのです。
つまり、売上・利益予想がしやすい訳です。
また、顧客に利用してもらうため、総店舗数や新規出店計画を、簡単に調べることができます。
つまり、企業の売上や成長戦略を、簡単に予測できるのです。
まとめ
今回は、『小売株』セクターの特徴や、株価が動くポイントを紹介しました。
『小売株』は、私達の身の回りにあり、投資対象として予測しやすいセクターです。
また、企業が発表する『月次売上高』や、内閣府が発表する『消費者態度指数』などに影響されることから、株価の予想も立てやすくなります。
プライベートブランド、ネット販売、海外展開など、企業の成長性も高いセクターと言えます。
今後、株式投資を始める予定の人には、是非ともお勧めするセクターです。
もちろん、経験者も安定した利益が狙えるので、私も投資対象として、常にチェックしています。