『債権は、安全な投資と聞きますが、本当ですか??』
『債権に投資するなら、どんな時がいいの??』
資産運用を考えている人で、『債権』投資に興味を持っている方はいますか??
『債権』投資は、安全な投資と言われています。
しかし、利益が少なく、低金利時代だからか、『債権』投資には注目が集まりません。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』
利益は少なくても、安全性の高い投資を選びたい人に、『債権』投資は人気があります。
そして、『債権』と『株式』は逆相関の関係にあります。
簡単に言えば、反対に動くということですね。
『債権』は、金利上昇の時に値下がりし、金利下落の時に値上がりします。
これをみても、『株式』と反対の動きをすることが分かります。
そこで今回の記事では、『株式』と『債権』投資の内容や、注意点を紹介します。
Contents
株式と債券は逆相関『金利の変動で反対に動く株式と債券を分散投資』
まず、この紹介文での景気ですが、金利の上昇・下落と考えて下さい。
景気が良くなると、金利が上昇します。
更に、景気が良いことから、企業の業績が期待され、投資対象が『株式』へ移行しやすくなります。
そのため、投資マネーが『株式』に移動することで、金利上昇と株価上昇が起こりやすくなります。
結果、『債権』への投資マネーが動きずらくなり、『債権』が値下がりします。
逆に、景気が悪くなると、反対の流れになります。
そして、安全な投資とされる『債権』に、投資マネーが動きやすくなり、『債権』が値上がりします。
このことから、『株式』と『債権』は逆相関の関係と言われます。
これが、『株式』と『債権』の最も一般的な関係です。
金利上昇で株式に悪い影響
先程の説明と、反対の内容になってしまいます。
しかし、金利上昇により、悪い影響がでる場合もあります。
それは、借入のコストが上がってしまうことです。
例えば企業の場合、銀行などの借入コストが上がることで、設備投資などの縮小を行います。
お金を借りた時の利息が高くなるので、当然の結果ですね。
また、消費者であれば、住宅ローン金利も上がるため、家を買う時のコストが増えてしまいます。
当然、金利が下がるのを待ちますから、家が売れなくなります。
そのため、不動産業や建設業などが、業績不振になる可能性があります。
セクターによっては、株価が下落する要因にもなるのです。
逆相関の関係は、あくまでも今までの常識
『株式』は、景気が良くなれば上昇します。
それは、金利の上昇により、経済が活性化するため、結果的に株価が上がるという関係です。
そして、『債権』は安全な資産運用として、『株式』と反対の動きをします。
投資マネーの動きから、考えられていることです。
しかし、このパターンはあまりにも定着してしまいました。
あくまでも、今までの常識として参考にする程度で、絶対ではないことも頭に入れておいて下さい。
金利の下落=株価下落ではない
今までの説明と矛盾するように聞こえますね…。
しかし利下げは、必ず株価が下がる訳ではありません。
金利が下がることで、銀行などにお金を預けていても、お金が増えなくなります。
そのため、投資にお金が回りやすくなる一面もあるのです。
世界情勢や景気、政府の政策など、内容によっても『株式』や『債権』は動きます。
絶対はないので、参考として知識にしておくことが賢明です。
まとめ
今回は、『株式』と『債権』投資の内容や、注意点を紹介しました。
・金利が上がる ⇒ 株式上昇 ⇒ 債券値下がり
・金利が下がる ⇒ 株式下落 ⇒ 債券値上がり
上記の関係が基本です。
『債権』は途中売却しない限り、元本保証の上、利息もつくため、安全な資産運用とされています。
反対に『株式』は、大きな利益を生む可能性がある分、元本は保証されていません。
特に『株式』は、景気や社会情勢に大きく左右されます。
そのため、逆相関の関係にある『債権』を、リスク回避のための分散投資先に選ぶ人が多いのです。
しかし、過去の常識は、いつか変わるものです。
知識の一部として、投資の参考にしてみて下さい。