『大納会、大発会とは何ですか??』
『株価に影響ありますか??』
株式投資には、『大納会』『大発会』があることを知っていますか??
実は、『大納会』や『大発会』は、株価に大きな影響があるイベントです。
内容を理解して、思わぬ損失を出さないようにして下さい。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
『大納会って何?』
『大発会って何??』
株式投資に興味がない人には、聞きなれない言葉ですよね。
株には『大納会』と、『大発会』というものがあります。
1年に一度のイベントごとで、株価にも大きな影響があります。
そこでこの記事では、株価に影響が大きい『大納会』、『大発会』を紹介します。
Contents
株初心者の大発会、大納会『株価が大きく動く1年に1度のイベント』
株の『大納会』、『大発会』は、株価に影響の大きいイベントです。
そこで、『大納会』、『大発会』の説明をしていきます。
大納会
『大納会』とは、年内最後の営業日のことを言います。
土日祝日が重ならなければ、12月30日が基本になります。
その年のカレンダーごとに、日にちが変わりますので、必ずチェックして下さい。
大発会
『大発会』とは、新年最初の営業日のことを言います。
土日祝日が重ならなければ、1月4日が基本になります。
その年のカレンダーごとに、日にちが変わりますので、必ずチェックして下さい。
大納会のセオリー
『大納会』は、株価が下落しやすいのが、セオリーとなっています。
理由としては2つあります。
・リスク回避で売り
・節税対策で売り
リスク回避で売り
日本の株式市場は、『大納会』から『大発会』まで、株の取引が休みになります。
しかし、海外では元旦休みがほとんどです。そのため、何かがあった場合のリスクを嫌がり、短期売買の投資家は下落を警戒します。
そして、下落の警戒心から、ある程度の保有株を売ってしまいます。
結果、『大納会』は売りの勢いが強く、株価が下がりやすいと言われているのです。
節税対策で売り
『大納会』の1~2週間程前から、節税対策の売りが入ります。
一年間の運用利益が大きい投資家は、含み損のある株を売り、費用計上をして、利益を減らせる状態を作ろうとします。
しかし、ある程度の株数を持っている投資家は、時間をかけて売り、利益を出すため、『大納会』だけではなく、その前から売買をしています。
最後の仕上げのような感じですね。
大発会のセオリー
『大発会』は、株価が上昇しやすいのがセオリーとなっています。
理由としては2つあります。
・ご祝儀買いや、縁起を担いだ買い
・年末処分の買いなおしで買い
ご祝儀買いや、縁起を担いだ買い
日本特有のものです。
年内最初の取引である『大発会』で、株価が上昇すれば、その年は良い一年になると考えるのです。
そのため、株を買う勢いも強くなります。
つまり、ご祝儀相場というもので、このような市場の思惑から、余計に買いが出やすくなります。
年末処分の買いなおしで買い
『大納会』で、リスク回避のために売った株を、年明けの『大発会』に買い直しの傾向が強くなります。
そのため、株価も上がりやすくなります。
大納会で買って、大発会で売ればいいの?
ここまでの説明を見ると、
『大納会で買って、大発会で売ればいいの?』
と考える人も多いでしょう。
確かに、『大納会』で株価が下がって、『大発会』で株価が上がるのであれば、簡単に利益が出ます。
しかし、株式投資の世界は、そんなに単純ではないのです。
株に慣れてくると分かるのですが、『織り込み済み』という言葉があります。
『織り込み済み』とは、前もって分かっていたという意味です。
株の世界は、先手必勝です。
世の中に知られた後では、もう遅いのです。
株価が上がったり、下がったりすることを予測して、先に動いている投資家が多いため、思ったようには動きずらいのです。
まとめ
今回は、株価に影響が大きい『大納会』、『大発会』を説明しました。
『大納会』と『大発会』は、必ず頭に入れておいて下さい。
決して間違っても、
『大納会を忘れて、売買するのを忘れていた…。』
なんて事がないようにして下さい。
そして、『大納会』『大発会』の知識を元に、テクニカル分析などでポジションを考える事はありです。
株価の動きは、なかなか希望通りにいきませんが、ヒントが多いほど、予測が当たりやすくはなります。