株価暴落は買い時で、コロナショックは株を始めるチャンスなのか?

『株価が暴落した時は、買い時なんですか?』

『コロナショックの今、株を始めるにはチャンスなんですか?』

 

 

新型コロナウィルス』の感染拡大が止まりません。

そして、WHOがパンデミック宣言をして以降、世界の株式市場が暴落に見舞われています

 

 

『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』

『株の収益だけで生活している、専業6年目の個人投資家です』

 

 

現在、『新型コロナウィルス』の影響で、株価の暴落が止まりません。

その影響から、全ての資産を現金化する流れが起き、2008年の『リーマンショック』を彷彿とさせる、世界同時株安が起こっています。

 

 

今は、株式投資を始める大チャンス!!

こんな言葉をよく見かける状況です。

 

 

しかし、今から株式投資を始めようと考えている人にとって、本当にチャンスなのか気になる所ですよね。

そこでこの記事では、株価が暴落している今が、本当にチャンスなのかを紹介します。

 

 

 

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株価暴落は買い時で、コロナショックは株を始めるチャンスなのか?

簡単な結論から言えば、今は買い時だと言えるでしょう。

しかし、5年・10年と長期間を見据えて投資をしている人に限ります。

 

 

また、生活に影響の出ない潤沢な資金があり、下落する中で株を追加で買える人のみがチャンスなのです。

 

『投資できる資金が多い人ほどチャンスです』

 

 

 

押し目買いを続けることができれば大チャンス

基本的に、暴落相場において株を買う時は、ほとんどの人が現物買いです。

その際、株価が下落し続ける中でも、『押し目買い』を続けることが可能な投資家にとっては、『株のバーゲンセール』状態だと言えるでしょう。

 

 

つまり、平均取得単価を安くしながら、所有株数を増やすことが可能な人にとっては、今の『新型コロナウィルス』の影響による世界同時株安は大チャンスなのです。

 

『暴落中の押し目買いは、慎重に行いましょう』

 

 

 

ファンダメンタル分析メインの投資家にはチャンス

今回の『コロナショック』など、波乱相場で見られる『全面安』の局面は、ファンド筋のまとまった換金売りが原因とも言えます。

ファンドがリスク回避のため、手持ちの株をまとめて売り、キャッシュポジションを高めている訳です。

 

 

そのため、本来は売られるべきではない有望株も、一時的に売られています。

 

 

また、暴落中は信用取引の処分売りや、『損切り』によるロスカット売りも膨らみます。

結果、全面安の局面では、理不尽な下落をする銘柄が出てくるのです。

 

 

つまり今は、本来の企業価値や適正株価とは関係なく、連れ安の全面安になっているだけの状態なのです。

そのため、『ファンダメンタル分析』をメインとし、企業の価値に沿った投資をしている人達にとっては、普段では考えられない株価で、狙っていた銘柄を買うチャンスなのです。

 

『良い銘柄を、安く買えるチャンスです』

 

 

 

短中期で株式投資を考えている人には、まだタイミングが早い

先程も紹介したように、長期間で投資を考え、『押し目買い』を続けられれば、今の株式相場は大チャンスです。

しかし、株価の暴落をきっかけに株を始めようと考え、短期・中期で利益を出したい人には、まだタイミングが早いと言えるでしょう。

 

『結論から言えば、投資初心者には難しい相場です』

 

 

 

投資歴が短い人ほど、すぐに損切りしてしまう

株式投資をする上で、100%勝てる投資家は世の中にいません。

どんなに有名な投資家であっても、必ず損失を出します。

 

 

そのため、『損切り』は重要な内容であり、早めに決断することが大切です。

しかし、今の世界的な暴落相場で投資を始めるのであれば、早めに『損切り』の判断することで、損失が膨らむ可能性が高くなってしまいます。

 

 

株式投資の基本は、『安く買って、高く売れ』です。

つまり、今の暴落相場で株を買うということは、『安く買う』タイミングであって、ここから株価が下落することを視野に入れた上での投資なのです。

 

 

それなのに、株価が下がったからといって、普段の相場のように早めの『損切り』を心掛けていては、ただの損切り貧乏になってしまいます。

実際、過去の暴落相場では、慌てて動いた人ほど利益が少なかったと言われています。

 

『本来は損切りラインは大切ですが、暴落中は例外です』

 

 

 

落ちてくるナイフは掴むな

株の格言の一つに『落ちてくるナイフは掴むな』というものがあります。

急落中の投資は落ちてくるナイフを掴むようなもので、どんなに魅力的な銘柄でも、ナイフが床に落ちてから拾うべきだという内容です。

つまり、底を打ったのを確認してから投資すべき、という意味の言葉です。

 

 

参考までに、2008年の『リーマンショック』のケースを例に挙げてみましょう。

リーマンショック』で大きく損失を出した投資家は、元々持っていた株の含み損だけではありませんでした。

どちらかと言えば、下落している最中に、買い増しを行ったことで傷口を広げてしまったケースがとても多いのです。

 

 

確かに、下げ止まりの大底を当てることができれば、短期間で利益を上げることが出来ます。

しかし、暴落中の底を当てることは簡単ではありません

 

 

ましてや、『新型コロナウィルス』で急落したから、株式投資を始めようと考え、短中期で利益をあげたいと思っている人には、難しい相場の状況なのです。

もしも、今回のコロナショックをきっかけに、株式投資を始めるのであれば、急落している今ではなく、反発が明確になってから買うのが安全です。

 

『株価が上がり出してから買うのが、一番安全ですよ』

 

 

 

まとめ

今回は、株価が暴落している今が、本当にチャンスなのかを紹介しました。

 

 

結論から言えば、相場が暴落中はチャンスだと言えます。

しかし、5~10年の長期的な投資で考え、追加の『押し目買い』を続けて、現物の平均取得単価を下げることが可能な人にとってチャンスなのです。

 

 

今が株式投資を始める大チャンス!!

などと、ネットやSNSで煽る人達がいますが、鵜呑みにしないで下さい。

特に、短中期で利益を考えている人は、大きな損失を出す可能性が高い相場状況です。

 

 

確かに、投資で財を成すためには、株価が高騰しているタイミングで大胆な投資をするよりも、暴落局面で勇気を持って投資をした人が蔵を建てていると言われます。

 

 

でも、そのためには確かな覚悟が必要です。

株価が下がり過ぎている暴落中の局面では、投資家は過剰に悲観的になり、感情的に取引をしてしまいます。

こんな時だからこそ冷静に、より合理的な考え方で投資を向き合わなければなりません。

 

 

 

 

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