『株のニュースで、SQと言っていたのですが、意味を教えてほしい…。』
『何でSQだと、株価が下がるのですか??』
『今週のSQに向けて、株価は不安定な値動きになりそうです』
株式ニュースなどで、『SQ』という言葉を聞きますよね。
この『SQ』は、株価が変動することが多く、投資をする上で必ずチェックしなくてはならない内容です。
では、『SQ』とはいったい何なのでしょう?
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活をしている、専業6年目の個人投資家です。』
『SQ』は、株価に大きな影響を与えます。
この『SQ』を知っておかないと、思わぬ損失をだしてしまう可能性があります。
そこでこの記事では、株価に影響のある『SQ』について紹介します。
株式投資をする人は、必ず内容を理解して、投資に役立てて下さい。
Contents
株のSQの意味とは『株価に影響があるメジャーSQとマイナーSQを解説』
『SQ』とは、『特別清算指数』と呼ばれる、先物やオプション取引の清算に使われる数値です。
先物や、オプション取引の最終決済を行う価格を指します。
メジャーSQと、マイナーSQの違い
先物の清算と、オプション取引の清算の期日は決まっています。
その清算をする期日で、『メジャーSQ』と『マイナーSQ』があります。
ちなみに『メジャーSQ』も、『マイナーSQ』も第2金曜日と決まっています。
それでは、『メジャーSQ』と『マイナーSQ』の違いです。
・3月
・6月
・9月
・12月
以上の月の第2金曜日が、先物の清算と決まっている。
この4つの月の第2金曜日が『メジャーSQ』。
・毎月の第2金曜日
オプション取引の清算は毎月。
毎月第2金曜日を『マイナーSQ』
この内容だけ見ると、先物やオプション取引をしない人には、関係がないと思われるでしょう。
しかし、先物やオプション取引の株価指数は、『日経平均225銘柄』から算出されているため、短期的には株価に影響を与えるのです。
なぜSQ算出日は相場が荒れるのか?
日経平均は、一部の銘柄の影響を受けやすくなっています。
・ファーストリテイリング(9983)
・ファナック(6954)
・ソフトバンクグループ(9984)
この3社だけで、日経平均の構成比が約2割あります。
このような構成銘柄の株価が変動するだけで、『SQ値』が大きく動いてしまいます。
そのため、『SQ』当日に色々な思惑によって、売買が活発になる傾向にあります。
『SQ』当日の寄り付きは、裁定取引解消の売買と、思惑の売買で値動きが荒れやすいのです。
『SQ』の海外投資家のやり口について、詳しく研究されているレポートがあります。
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幻のSQ
『幻のSQ』とは、『SQ』の日に日経平均株価が、SQ値にタッチしないことを言います。
・日経平均株価より上にあるSQ値にタッチしない ⇒ 相場が弱い
・日経平均株価より下にあるSQ値にタッチしない ⇒ 相場が強い
SQの注意点
『SQ』自体は第2金曜日ですが、
・SQ前の水曜~SQ後の水曜日まで
以上の期間は、相場が荒れやすいとされています。
『メジャーSQ』はもちろんですが、『マイナーSQ』の際も注意が必要です。
個人的には、『SQ』は株価が下落するイメージが強く、想定外の動きをすることもあります。
そのため、短中期投資の買いポジションは、『SQ』前に利確することが多いです。
まとめ
今回、株価に影響のある『SQ』について紹介しました。
『SQ』をうっかり忘れて、思わぬ損失をだしてしまうことがあります。
必ず毎月の第2金曜日は、しっかり覚えていて下さい。
特に『3月』、『6月』、『9月』、『12月』のメジャーSQは、注意が必要です。
もしも、短期や中期の投資で、利益をだしているのであれば、『SQ』の前後はポジションを外すことをお勧めします。