『安定している探すためには、何をしたらいいの??』
『貸借対照表の見方を、教えてほしい…。』
『貸借対照表』の見方を知っていますか??
株式投資では、企業の経営状態を調べる必要があります。『ファンダメンタル分析』といいます。
その『ファンダメンタル分析』の中で、企業の安定性を調べるためには『貸借対照表』を読むことが必要です。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
『ファンダメンタル分析』には、『財務諸表』を調べる必要があります。
その『財務諸表』の中に『貸借対照表』があります。
『貸借対照表』は、企業の財務の健全性、経営の安定性を調べる決算書です。
そこでこの記事では、『貸借対照表』の見方と、使い方を紹介していきます。
少し難しく、手をだしずらい部分だと思います。
しかし、投資対象の企業を見つけるためには、非常に参考になるので、覚えてみて下さい。
Contents
株初心者のファンダメンタル分析『貸借対照表で安定企業を探す6選』
それでは、『貸借対照表』の説明をしていきます。
『貸借対照表』は、企業の財務の健全性、経営の安定性を把握できる決算書です。
簿記や、会計に触れたことがある人なら、理解できるものですが、全く経理関係に触れたことのない人にとって、非常に分かりずらいものです。
簡単に説明すると、企業の『財産』と『借金』を知る事ができる表です。
まず『貸借対照表』では、
財産 → 資産
借金 → 負債
として、左側は『資産』、右側は『負債』と『資本』が書かれます。
更に、『負債』と『資本』を合わせたものが『総資本』となります。
・資産 = 流動資産 + 固定資産
・総資本 = 流動負債 + 固定負債 + 資本
として表されます。
資産の内訳
『資産』となる内容の内訳です。
大きく分けて、2種類の資産があります。
『流動資産』
1年以内に現金化が予定されている資産
現預金、受け取り手形、有価証券、売掛金など
また商品や原材料など棚卸資産も流動資産になります。
『固定資産』
1年を超えて長期的に会社が使用・保有する資産
建物、機械、土地など
総資本の内訳
『流動負債』
1年以内に支払わなければならない負債
代金払込前の買掛金、短期借入金など
『固定負債』
1年を超えて支払わなければならない負債
資金調達のために発行した社債、長期借入金など
『資本』
返済や支払いの義務がないお金
株主から集めた資金、利益の総計など
貸借対照表の使い方
『貸借対照表』を使って、企業の体力をはかります。
自己資金比率
『自己資金比率』から分かるのは、企業の安定性です。
・自己資金比率 = 資本 ÷ 総資本 × 100
自己資金比率が高いほど、
『返済不要の資本を元手に事業を行っている』ということになり、経営の安定がはかれます。
参考にする数値としては、
・自己資金比率40%以上 → 倒産しにくい優良企業
・自己資金比率70%以上 → 理想企業
流動比率
『流動比率』は、短期間の資金繰りが、上手くいっているかを判断できます。
・流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
1年以内に返済が必要な借金を返す余裕が確認でき、短期的な安全性を表します。
・流動比率100%以上 → 短期的な支払能力がある
・流動比率150%以上 → 安全
・流動比率200%以上 → 理想
当座比率
『当座比率』は流動比率と同じく、短期的な支払能力を見ることができます。
・当座比率 = 当座資産 ÷ 流動負債 × 100
『当座資産』とは、流動資産の中でも、現金化しやすい資産をいいます。
現預金、受取手形、売掛金、有価証券など
・当座比率100%あれば良しとされる
例えば、流動比率が200%以上(理想ライン)でも、当座比率が100%を下回ると、実際の支払が難しくなる可能性が出てきます。
固定比率
『固定比率』は、長期的な安全性を表します。
・固定比率 = 固定資産 ÷ 資本 × 100
必要な固定資産を、資本でどの程度まかなっているのかを分析することで、企業の設備投資に無理がないかを知ることができます。
・固定比率100%以下が理想
しかし、負債で固定資産を購入していることも多く、100%を超える企業も多いです。
固定長期適合率
・固定長期適合率 = 固定資産 ÷ (資本 + 固定負債)× 100
この数値は、固定資産を流動負債か、固定負債のどちらでまかなっているのかを見ることができます。
・固定長期適合率100以下が理想
有利子負債依存度
『有利子負債依存度』とは、企業の経営が借金に頼り過ぎていないかを確認できます。
・有利子負債依存度50%以上は危険
まとめ
今回は、『貸借対照表』の説明をしてきました。
かなり難しいですね…。
簡単なポイントとしては、
・『自己資金比率』40%以上
・『流動比率』150%以上
・『当座比率』100%以上
・『固定比率』100%以下
・『固定長期適合率』100%以下
・『有利子負債依存度』50%未満
の6点を参考にしてみて下さい。
次に、『損益計算書』の内容も説明しています。
『ファンダメンタル分析』に興味がある人は、是非こちらもご覧ください。