『成長株の見つけ方を知りたい…。』
『成長株と割安株の違いは??』
株式投資の王道といえば、『成長株(グロース株)投資』です。
なぜなら、将来性を感じたベンチャー企業の株を買い、その企業の成長と共に、自分の資産も増えていくからです。
そして、ベンチャー企業の成長は急成長が多く、株価も何十倍に急騰することが多々あります。
投資家としての先見性を感じることができ、株式投資によって巨額の財産を得られる訳です。
まさに『投資家冥利に尽きる』といった感じですね。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活をしている、専業6年目の個人投資家です。』
今となっては世界的な大企業も、最初はベンチャー企業でした。
もしも、まだ会社の規模が小さい時に、その企業の株を持つことができたとしたら…。
考えただけでも、テンション上がりますよね!!
それが『成長株』への投資です。
そんな株式投資の王道である『成長株投資』だけに、その成長株の見つけ方を知りたい人は多いことでしょう。
そこでこの記事では、『成長株』の見つけ方や、よく勘違いされる『割安株』との違いを紹介します。
Contents
成長株投資と割安株投資とは『成長株の見つけ方5つのポイントを解説』
それでは、『成長株』の見つけ方を紹介していきます。
しかしその前に、必ず触れておかなければならないことがあります。
それが、よく勘違いされる『成長株』と『割安株』の違いです。
『成長株』だと勘違いして投資をしたら、『割安株』だった…。
何てことは非常に多く、思わぬ損をしてしまうこともあります。
そんな失敗を減らすためにも、まず『成長株』と『割安株』の違いを紹介します。
成長株(グロース株)とは
『成長株』とは、ある一定の基準を上回り、持続的に成長することが期待できる株をいいます。
一般的には、現状の業績と、今後の売上や利益の期待成長率が10%以上の企業を指します。
そして、『成長株』と判断される銘柄の特徴は、以下が代表的です。
・企業の成長テーマ
・企業の経営戦略
・企業が狙っているマーケットの成長性
割安株(バリュー株)とは
『割安株』とは、会社の利益や、資産に対しての評価が、株価に反映されていません。
そのため、株価が低い状態の銘柄を指します。
そして『割安株』は、その企業の価値が正しく評価されれば、株価が上がるだろうと投資家に考えられています。
結論から言うと、『成長株』と『割安株』を見極めることは難しいのですが、分かりやすい違いを挙げますので、参考にして下さい。
【成長株】
⇒ 株価も高く評価されている
⇒ まだまだ成長が見込める
【割安株】
⇒ 株価は評価されていないため、株価が低い
⇒ 評価されれば、株価が上がると思われている
成長株の見つけ方5つのポイント
それでは、『成長株』を見つけ方を紹介します。
見つけ方のポイントは、5つとなっています。
・増収増益が続いている
・株価チャートが持続的に上昇トレンド
・PERが高い
・時価総額が比較的小さい
・将来の成長ストーリー
増収増益が続いている
『成長株』を見つける1つ目のポイントは、企業の業績です。
この『企業の業績』は、最も大切なポイントです。
そして、『企業の業績』が増収増益の状態であり、増収増益が続いていることが大切です。
その結果、企業の売上や利益の伸びと共に、株価も大きく上がっていきます。
一般的に『成長株』は、
・2けたの増収増益率での成長が望ましい
と言われていますので、参考にして下さい。
株価チャートが持続的に上昇トレンド
2つ目のポイントは、株価チャートの上昇です。
『成長株』のチャートは、特徴的なパターンがあり、以下のように3段階で見られています。
・第1ステージ ⇒ 黎明期
・第2ステージ ⇒ 急成長期
・第3ステージ ⇒ 成熟期
『成長株』の株価は、新高値を更新した後に、急激な伸びをみせます。
ちなみに『新高値』とは、その時点での最高値の株価をいいます。
この、急速な伸びが持続的な上昇トレンドなのかで、『成長株』の判断材料となります。
そして、企業の成長が落ち着いてくると、第3ステージに移行します。
すると、株価も下落し、『低成長株』へと変わっていくため、現在どのステージにいるかの確認が必要です。
もし、第2ステージで投資することができれば、大きな儲けになることは確実といえます。
そのため、『成長株』投資家は、第1~第2ステージの企業を投資対象としている訳です。
PERが高い
3つ目のポイントは、『PER』です。
『PER』は、現在の株価が割安か、割高かを判断する指標です。
・PERが高い ⇒ 割高
・PERが低い ⇒ 割安
しかし、『成長株投資』の場合は、高PERは問題にはなりません。
なぜなら、PERが高い企業は、投資家の期待感も高いといえるので、『成長株』はPERが高くなるからです。
時価総額が比較的小さい
4つ目のポイントは、企業の時価総額です。
『成長株』にとって、会社の価値を表す『時価総額』は、非常に大切といえます。
・時価総額 = 株価 × 発行済株式数
日経225社などの大型株が、短期間に株価が5倍、10倍になることはありません。
なぜなら、売上(利益)が短期間で5倍、10倍になる事業を新しく立ち上げるという意味になるからです。
それに比べ、小型・中型株は
・新たなマーケットの創出
・需要の開拓
・企業買収による業務効果
などにより、短期間で業績を伴った株価の急上昇が起こります。
将来の成長ストーリー
5つ目のポイントは、企業の成長ストーリーです。
『成長株』は、成長性が期待されて買われています。
そのため、予想外の悪材料が出ると、一気に売り込まれることがあります。
成長ストーリーが崩れたと思われ、株価が大きく下落するのです。
『成長株』でも、小型株の『成長株』は値動きが荒くなります。
そのため、業績に注意しながら投資することが大切です。
成長株投資の注意点
『成長株』投資をする際の注意点を伝えておきます。
『成長株』投資は、企業の成長に対して投資をするため、長期的に期間が掛かります。
つまり、5年後・10年後、もっと先の将来を見据えて投資をする訳です。
もしも、企業の見極めに失敗をすると、5年後、10年後に後悔することになってしまいます。
そのため、思い込みや憶測だけで投資をするのではなく、しっかりとした企業の分析が必要です。
また、短期的な株価の変動に、一喜一憂してはいけません。
まとめ
今回は、『成長株』の見つけ方や、よく勘違いされる『割安株』との違いを紹介しました。
『成長株』の中でも、長期的に業績が拡大することも、短期間で急成長することもあります。
いずれにしても、大きな利益を手にする可能性があります。
しかし、『成長株投資』は、数年~数十年を前提にしている投資スタイルです。
そのため、短期間での利益を考えているのならば、株価の動きを見たトレード方法にした方が良いでしょう。
長い期間をかけて、何倍~何十倍を狙ってみたい方は、ぜひ『成長株投資』をしてみてはいかがでしょうか。