
『決算が良かったのに、株価が下がりました…。』
なぜ決算が良いのに、株価が下がるか分かりますか??
『決算』は、企業の経営状態を発表する、重要な内容です。
『決算』が良ければ、当然株価は上がるはずですよね。しかし、『決算』が良くても、株価が下がることが多々あります。
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
皆さんも、『決算』には注目していますよね。
保有している企業の決算が良かった!!
それなのに、株価が上がると期待していたら、決算発表後に株価が下がった…。
なんて事ありますよね。
本来、企業の経営状況が良ければ、株価は上がるはずです。
では、なぜ株価が下がる時があるのでしょうか??
そこでこの記事では、『決算』が良かったのに、株価が下がる理由を紹介します。
Contents


株初心者の決算『決算が良かったのに、株価が下がる理由を4つ紹介』
それでは、決算内容と違い、株価が逆の動きをする理由を説明します。
考えられるポイントを、4つ紹介します。
・市場の予想よりも悪い
・先回り買い
・業績の変化率
・国内、海外の経済状況
市場の予想よりも悪い
株価は、将来の企業業績を予想して動きます。
基本的には、半年先を予想するため、投資家は半年先の業績を見越して、売買をしているのです。
そのため、いくら『決算』が良かったとしても、予想よりも悪ければ、売りサインとなり、株価が下がるのです。
また『決算』が良くても、今後の業績が伸びる要素がなければ、これも売りサインとなります。
先回り買い
業績が良くなりそうな企業の株は、前もって買っている場合が多くなります。
これを、『先回り買い』と言います。
『先回り買い』が多い株は、決算が良くても悪くても、材料が出尽くしたと考えられ、利益確定などの売りが多く入ります。
そのため、株価は下がる訳です。
業績の変化率
『決算』での業績が良かったとしても、その変化率で売られるケースがあります。
・前期業績10%アップ
⇓
・後期業績7%アップ
確かに、業績は上がっています。
しかし、業績の上がり幅が減っているため、企業の成長が落ち着いてきたと判断されます。
よって、投資家にとって売りサインとなり、株価が下がるのです。
国内・海外の経済状況
株価は、国内外の景気や経済状況で変動します。
特に輸出国家でもあり、海外投資家が約70%を占める日本市場にとって、この影響は顕著に現れます。
投資家にとって、リスクを取れないような経済状況であれば、株は売られやすくなります。
企業の業績よりも、投資家の心理が反映されて、株価が変動することは多々あります。
『株価は思惑で上がって、結果で下がる』
と言われているので、結果だけを頼ったトレードは、注意しなくてはなりません。
まとめ
今回は、『決算』が良かったのに、株価が下がる理由を説明しました。
企業に対して投資をしているので、『決算』が良ければ、株価は上がると考えがちです。
しかし実際には、『決算』とは関係のない株価の動きをすることは、多々あります。
短中期投資の場合、『決算』前後の株価の動きには、注意していたい所です。