『逆日歩が発生した後、株価はどう動きますか??』
『逆日歩』の意味を理解していますか??
株式投資の用語には、言葉を見ただけでは、理解できないものが沢山あります。
その中から、『逆日歩』と、『踏み上げ』に触れていきます。
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
株式投資の信用取引である『空売り』
この『空売り』をする投資家は、『逆日歩』と、『踏み上げ』を理解しなくてはいけません。
そこでこの記事では、『空売り』の仕組みを理解するために、『逆日歩』と、『踏み上げ』の紹介をします。
Contents
株式投資の逆日歩の意味『空売りの仕組みを知ろう』逆日歩と踏み上げ
それでは、『空売り』の仕組みを理解するために、
・踏み上げ
・逆日歩
以上2つの説明をします。
空売りの踏み上げとは
『踏み上げ』とは、株価が上昇トレンドで、空売りをしている投資家が、含み損を減らすために買い戻しを急ぐことで、株価が短期間に急上昇する事をいいます。
・信用買いの損失は限定的だが、空売りの損失は無限大
とよく言われます。
株価は、ゼロより小さくなることはありません。
しかし、株価はいくらでも、無限に上昇する可能性があります。
『空売り』は、株価が上昇すればするほど、無限に損失が増え続けます。
そのため、『空売り』をしている場合、踏み上げの初期に損切りをしないと、資金の多くを失う可能性があります。
空売りの逆日歩とは
では、逆日歩(ぎゃくひぶ)とは、何なのかを説明します。
『空売り』は、株を借りてその株を売る信用取引です。
そのため、空売りの残高が増えてくると、株を借りることが徐々に難しくなります。
株を借りることが難しくなり、株式調達のコストがかかるようになります。
そのため、『空売り』している投資家が、コストを負担するようになるのです。
この負担するコストを、『逆日歩』といいます。
実際のトレードで踏み上げの損失を回避するために
実際のトレードで、『踏み上げ』の損失を回避するために、注意点を説明します。
『踏み上げ』が起きるのは、大部分が『売り長(うりちょう)』の銘柄です。
つまり、『信用買い』に対して、『空売りの残高』が多い銘柄です。
『信用売り残』が多い銘柄は、『空売りの踏み上げ』を狙った買い仕掛けが、入ることがよくあります。
『買い残』と、『売り残』や、その比率は、証券会社の取引画面などで、簡単に確認できます。
『空売り』をする時は、信用倍率が小さい銘柄(売り残が多い)は、できるだけ避けるようにしましょう。
その後、急速に信用倍率が小さくなっている場合は、早めに買い戻しを考えた方が賢明です。
また、『逆日歩』が発生する銘柄は、『大幅な売り長』になっています。
そのため、『逆日歩』が発生している銘柄は、『踏み上げ』狙いの買い仕掛けがおこる可能性が高くなります。
『逆日歩』が発生している銘柄に、新規の空売りは、『踏み上げ』の危険があるので気を付けて下さい。
まとめ
今回は、空売りの『踏み上げ』と、『逆日歩』について説明してみました。
『空売り』は、リスクが協調されているため、初心者におすすめするサイトや本は、ほとんど見かけることがありません。
しかし、株で利益を出すために、『空売り』を覚えることは重要です。
はっきり言って、損切りをしっかりし、無理のない範囲内で行えば、『空売り』もそれほど怖いものではありません。
ただし『空売り』は、値動きの激しい小型株より、値動きの比較的ゆるやかな、大型株で実行することをおすすめします。