イギリスEU離脱(ブレグジット)株価と為替の影響/円高・暴落決定?

『イギリスのEU離脱で、株価はどうなりますか??』

 

 

2019年10月末に、イギリスのEU離脱が決まります。

それではEU離脱によって、どのような影響が日本株にあるのでしょうか??

 

 

『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』

『株の収益だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』

 

 

世界情勢は、輸出国家である日本に、大きな影響を及ぼします。

そして、2019年10月にイギリスのEU離脱が決まった場合、その影響はとても大きなものになります。

 

 

では、株式市場において、どのような影響があり、株価はどのように動く可能性があるのでしょうか??

そこでこの記事では、イギリスのEU離脱による、日本株への影響を紹介します。

 

 

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イギリスEU離脱の株と為替への影響/円高・暴落後は投資家にチャンス

イギリスのEU離脱で、注目すべきポイントは2つです。

・関税

・為替

 

 

関税

まず一つ目は、『関税』です。

 

 

イギリスがEUから離脱することで、ヨーロッパ諸国への輸出に関税がかかります。

現在EU加盟国は、EU圏内での輸出入に『関税』がかかりません。

しかし、EU離脱により、輸出に『関税』がかかるようになります。

 

 

すると、どうなるのでしょうか??

そうです!!

『関税』がかかることで、値段が高くなってしまうのです。

 

 

つまり、値段が高いイギリスの輸出商品が、売れなくなる可能性がある訳です。

そして、イギリスに拠点を持つ日本企業は多数あります。

 

 

その中でも、製造業は大きな被害を受けるでしょう。

結果、企業の業績に悪影響となり、株価が下がる要因になる可能性があるのです。

 

『すでにイギリスから撤退している日本企業は、沢山あります。』

 

為替

次に、『為替』です。

 

 

先程の『関税』の影響で、イギリス経済の悪化が予想されます。

そのため、イギリスの通貨であるポンドが下落するでしょう。

 

 

それだけではなく、ヨーロッパ全体の経済にも影響が出て、ユーロへの悪影響も簡単に想像がつきます。

結果、ポンド・ユーロに、強い売り圧力が掛かる可能性が高くなります。

 

 

すると、何が起こるでしょうか??

そうです!!

円高が進む原因となってしまうのです。

そのため輸出企業の業績に、大きな悪影響となり、株価が下落する可能性が高くなります。

 

『日経平均は、円高の影響を多大に受けます』

 

 

 

日経平均への影響

それでは、イギリスのEU離脱での影響が分かったところで、日経平均への影響を考えてみましょう。

 

 

結論から言うと、マイナスの影響でしかありません。

 

 

短期的に言えば、円高と株安になるでしょう。

急激な暴落も、十分警戒しなくてはなりません。

 

 

2016年6月24日の大暴落

前回、2016年6月23日の国民投票で、EU離脱が選択された時、急激な円高と株安が進みました。

 

 

翌24日の日経平均株価は、前日比1,286円の暴落をしました。

実に、7.92%の下落です。

多少なりとも株式投資に興味がある人であれば、どれだけの異常事態か分かるはずです。

 

 

日経平均だけではなく、世界の株式市場にも大きな影響がありました。

・フランス ⇒ 約8%

・ドイツ  ⇒ 約7%

・イギリス ⇒ 3%以上

・アメリカ ⇒ 3%以上

 

『世界同時株安ですね…。』

 

急激な円高

混乱は、株式市場だけではありません。

世界同時株安となったことで、安全資産と考えられている円が、一気に買われました。

日経平均の指標にもなる対ドルで、1ドル99円付近まで上がりました。

 

 

24日に、1ドル105円付近だったのにです。

1日で、5~6円も動いたことになります。

 

 

日経平均株価は、円高になると、下がる傾向にあります。

この対ドルの変動を見ても、投資家がパニックに陥るのが分かるはずです。

 

 

イギリスのEU離脱で株価は暴落

以前の内容を踏まえて、イギリスのEU離脱が決まった場合、株価の暴落となるでしょう。

特に、最近アメリカの株価が好調なため、日経平均も上がっています。

その分、下落幅は想像もつきません…。

 

 

もちろん、織り込み済みと考えられ、事前の相場の動きに表れる可能性もあります。

しかし、世界同時株安と、急激な円高により、日経平均19,000円割れも視野に入れておくべきだと、私は考えています。

以前書いた記事ですが、日経平均が仮に18,000円台に突入してしまうと、非常に危険な局面も考えられます。

 

『今の日経平均は、政府関連の買い支えで維持できている状況です』

 

 

 

 

投資家はどのように動くべきか?

それでは、株式投資をしている投資家は、この局面にどのように動くべきでしょう??

答えは、当たり前の2つです。

・ポジションを外して様子見

・空売り

 

 

ポジションを外して様子見

最も安全な判断です。

相場自体が、乱高下する局面では、無理にポジションを取る必要はありません。

 

 

株を買うタイミングは、いくらでもあります。

 

 

何も、分かりずらく、乱高下する地合で、勝負をする必要はないのです。

相場全体が底打ちして、そこから参加しても十分利益は取れます。

 

『自信や根拠がない投資は、勝率を下げるだけです』

 

空売り

次に、急下落に自信があるのであれば、『空売り』を仕掛けることです。

当たり前のことですが、株価は上がったり、下がったりします。

そして、相場の動きに順張りすることで、勝率を上げる可能性が高くなります。

 

 

イギリスのEU離脱で、世界的な株安が予想されているため、相場の流れに沿って『空売り』を仕込みたいところです。

 

 

しかし、EU離脱の国民投票の段階で、世界的な株安となりました。

もしかすると、EU離脱が決まったところで、織り込み済みとなるかもしれません。

株価が下落する可能性が高い局面ですが、ギャンブル要素があることも理解して下さい。

 

 

 

 

 

イギリスのEU離脱は投資家にとってチャンス

それでは最後に、個人的な見解を紹介します。

 

 

今回のイギリスのEU離脱は、投資家にとって大きなチャンスだと考えています。

 

 

なぜなら、高い確率で円高が進み、株価が下落するからです。

短期的に見れば、乱高下する相場は非常に危険です。

しかし、為替にしても、株式にしても、相場には必ず底打ちがきます。

 

 

つまり、絶好の買い場がくる訳です。

 

 

また、急落した相場は、急上昇する可能性を秘めています。

短中期投資の私からすれば、チャンスとしか言いようがありません。

そのため、EU離脱が決まりそうな局面では、円高の影響を受けやすいセクターの『空売り』、相場が底を打ちそうな時に、買いでポジションをとる予定です。

 

 

日本の企業は、輸出企業が多いため、円高の影響を大きく受けます。

ましてや、自動車セクターなどは、株価が暴落する可能性が高いと言えます。

 

『狙うべき銘柄を探して、底打ちを待ちましょう』

 

 

 

まとめ

今回は、イギリスのEU離脱による、日本株への影響を紹介しました。

イギリスのEU離脱が決まれば、円高に進み世界的に株安になる可能性が高くなります。

 

 

そのため、一番良い選択肢としては、ポジションを外し、様子見だと考えます。

そして、相場が底打ちをしたところで、買いに回り利益を獲得するのが、最も安全でしょう。

 

 

ギャンブル相場になる確率が高いため、短期的に大きな利益を得る投資家も沢山いるはずです。

しかし、損失を出して、マイナスになる投資家の方が大多数になります。

自分の資産状況や、投資ルールに則って、利益を獲得していきましょう。

 

 

 

 

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