
現在2019年4月末、日経平均株価は22,258円となっています。
2018年10月に24,448円をつけ、12月末に2万円割れをして以来、徐々に株価を回復させ、再び24,000円台を目指す展開と期待されています。
しかし、この日経平均の上昇を、本当に信じても良いのでしょうか??
『株の収益だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』
日経平均株価は、株式投資をする上で、重要視されている指標です。
しかし、日経平均株価を信じ過ぎるのは、実は危険なのです。
そこでこの記事では、現在の日経平均を信じすぎて、株式投資で損をしないように、日経平均と日銀の関係を紹介します。
今年から、消費税増税後に、株価が下落する可能性も含めて、投資の参考にして下さい。
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日経平均と日銀の関係『日経平均の上昇を信じすぎるのは危険!?』
毎日のニュースなどで、『日経平均株価』の情報が流れています。
『日経平均株価』とは、日本の株式市場の指標となっている数値です。
しかし、『日経平均株価』を信じて、投資に生かすことにもリスクがあります。
日経平均株価を日銀が引き上げている
オリンピック景気とも言われ、日経平均株価は好調のように思われている方もいるでしょう。
確かに2009年には、日経平均株価が7,000円台でした。
そこから、約10年間で24,000円台まで株価が上昇しました。
つまり、約17,000円も株価が上昇した訳です。
数字だけ見れば、日本経済は好調、株価もまだまだ上がるはずと思ってしまうのもしょうがないでしょう。
しかし、その実態は楽観視できる内容ではありません。
それは、日銀による日本株式の購入のお蔭だからです。
日銀の金融緩和策は、2013年から始まり、今も継続中です。
そして現在の日銀は、個別銘柄の株式購入から、ETF(上場投資信託)を購入して、間接的に上場企業の株主となっています。
その購入額は、年間約6兆円、累計約24兆円になっています。
日銀が赤字になるライン
ある経済アナリストの発言を、引用して紹介します。
『仮に日銀が保有している株式を、全て売却すると日経平均株価は12,000円台になるでしょう』
確かに、10年前の日経平均株価を考えれば、ありえる話ですよね…。
日経平均株価18,000円割れは、日銀の危険なライン
それでは、各アナリストや、経済評論家の意見をまとめてみましょう。
色々な意見がありますが、平均的なラインを私なりに予測します。
それが、日経平均18,000円割れです。
この18,000円割れをしてしまうと、日銀が債務超過になってしまいます。
つまり、日銀の買い支えで成り立っている日経平均株価が、崩壊する可能性があるラインなのです。

今後の株式投資は早めの利益確定を
ここまで触れてきたように、現在の日経平均株価は日銀の買い支えのお蔭で、好調をなんとか維持しています。
一説には、日本株式の6~7%は、日銀の保有とも言われています。
今後、消費税増税や、世界的な政治・経済イベントなどで、株式だけではなく、円の価値も下がる可能性があるのが現状です。
そこで、今後の株式投資の提案をします。
それは、早めの利益確定です。
本来、株式投資の王道は、インカムゲインや成長株投資などの、長期的な投資です。
しかし、これから2~3年ほどは、早めの利益確定をお勧めします。
不測の事態や、マイナス要因のイベントなど、早めに対応できる体制を整えるべきだと考えています。
まあ、私個人としては、元々短中期投資がメインなので、相場の流れに沿った投資を心掛けていますが…。
まとめ
今回は、日経平均株価と日銀の関係から、今後の株式投資の提案をしました。
本文でも触れたように、日経平均18,000円を割り込むことがあると、株価が大暴落を起こす危険性が高まります。
今後もしばらくは、24,000円台を目指して株価が上昇する可能性はあります。
しかし、日銀の買い支えがあって、現状の日経平均が維持されていることを理解しておいて下さい。
何かが起こってから慌てても、時すでに遅しになるのです。
ですので、ここ数年の株式投資は、早めの利益確定をお勧めします。
『利食い千人力』です!!