米中貿易摩擦の株価への影響『G20の交渉内容で考えられるシナリオ』

『今話題のG20は、株価に影響ありますか??』

株式投資をしている人ならば、目が離せないG20が開催されました。

株だけではなく、為替(FX)の人達も気が気ではないはずです。

 

 

今回のG20で、最も株価に影響を与えるのが、米中貿易摩擦の進展です。

この米中貿易摩擦の内容によって、日本の株式市場も大幅な下落の可能性を秘めています。

 

 

『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』

『株の収益だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』

 

 

G20の内容が、株価にどのような影響があるのか、知りたい人も多いのではないでしょうか??

特に、今回の米中貿易摩擦の展開次第では、株価が大きく動きます。

 

 

そこでこの記事では、米中貿易摩擦の進展による株価への影響を紹介します。

 

 

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米中貿易摩擦の株価への影響『G20の交渉内容で考えられるシナリオ』

まず、米中貿易摩擦が始まったことにより、円高が進みました。

基本的には、円高は株価にマイナスの影響があります。

・円高 ⇒ 株価下落

・円安 ⇒ 株価上昇

 

 

 

世界的に安全資源と考えられている円は、リスク回避のために買われます。

そのため、円高に進む訳です。

 

 

今回は、世界の2大大国であるアメリカと、中国が貿易摩擦を起こし、関税の引き上げ合戦が行われています。

投資家からみて、非常にリスクが高い内容です。

必然的に、リスクヘッジのため、円が買われます

 

 

令和に入っての株価下落

米中貿易摩擦の影響もあり、令和になってから1ヶ月で、最大1,965円も日経平均が下落しました。

米中貿易摩擦の悪化で、世界経済の減速が不安視されているのが、よく分かると思います。

もちろん、5月であったことも、株価に大きく影響しています。

 

 

 

米中の交渉内容による株価の動き

それでは、私の考えになってしまいますが、米中の交渉内容による、株価の動きを紹介します。

 

・交渉決裂、関税引き上げ

・交渉継続、関税引き上げ

・交渉継続、関税引き上げ回避

 

 

交渉決裂、関税引き上げ

まず、最悪のシナリオです。

世界的な経済悪化につながります。

もしかすると、更なる制裁関税の引き上げすらありえます。

 

 

このパターンの場合、日経平均は暴落する可能性が高いです。

日経平均20,000円は割るでしょう。

それだけでとどまれば、まだ良い内容です。

 

 

 

しかし、アメリカにも、中国にもメリットがなく、お互いに経済のダメージが大きいため、流石にこのパターンはないと考えています。

 

交渉継続、関税引き上げ

次に、交渉は継続しつつ、関税を引き上げるパターンです。

私として、この内容が確立的にも高いかと、考えています。

 

 

世界経済的に見れば、リスクが高い内容です。

しかし、強気な姿勢で交渉を継続するため、早めの解決が予想されます。

 

 

日経平均は、下落するでしょう。

そして、円が買われ、円高も進むはずです。

 

 

そのため、為替に影響を受けやすい銘柄は、大きな下落が予想されます。

 

 

 

交渉継続、関税引き上げ回避

最後に、最も現実的な内容です。

本来であれば、この内容が確立が高いはずです。

世界経済を考えても、予想される中では、影響が少ないパターンです。

 

 

日経平均の動きは、一旦下落ののち、すぐに上昇して、株価が回復されるでしょう。

しかし市場では、折り込み済と考えられる可能性もあります。

関税引き上げの可能性も残るパターンのため、上値は重いと考えられます。

 

ありえない最高のパターン

一応、現実的ではない、最高のパターンも紹介します。

それは、米中貿易摩擦の解決です。

 

 

この場合、株価は急上昇します。

世界的に株高になります。

年初来高値を更新するでしょう。

 

 

しかし、中国にとってデメリットが大きいため、現実的ではありません。

この内容に期待をして、株を買うのはやめて下さい。

 

株を買うタイミング

それでは最後に、今回のG20を踏まえた、株の買うタイミングです。

これは、米中貿易摩擦の交渉が、どのように進展するかで変化します。

 

 

まず、交渉が上手く進み、貿易摩擦が解決することはないはずです。

そのため、交渉内容の発表で、株価が下落することが考えられます。

円高にも向かうでしょう。

 

 

しかし、トランプ大統領が再選を発表したこともあり、貿易摩擦は長くは続かないと考えます。

中国の方が、アメリカよりもダメージが大きいですが、中国も経済不安を長くは続けたくはないはずです。

 

 

そこで、株価が一旦急落した時は、そこが買い場だと考えます。

 

 

市場としても、折り込み済とされるはずです。

そのため、長くは株安が続かないと考えています。

 

 

更には、今回の内容で急落した後には、アメリカの長期金利利下げが予想されます。

急落してくれれば、上昇局面も目指せる訳です。

 

 

 

 

まとめ

今回は、米中貿易摩擦の進展による株価への影響を紹介しました。

本文でも紹介したように、交渉は継続され、制裁関税引き上げが回避されるのが、最も予想される内容です。

 

 

しかし、私個人としては、関税の引き上げがあると考えています。

そして、株安になり、リスクヘッジで円が買われ、円高に進むと予想しています。

一旦株価が急落し、FRBの金利利下げで、株価の上昇を考え、株の買い場がくると考えています。

 

 

ですが、世界的な経済リスクを考えても、関税の引き上げ回避でしょうね。

その場合、折り込み済と考えられ、株価の予測が難しくなります。

 

 

また、企業が株主還元を考え、自社株買いなどを進めてくることも予想されます。

 

 

米中交渉により、株価が大きく動く可能性が高いので、慎重な売買をお勧めします。

 

 

 

 

 

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