『アメリカの金利が変動すると、株価はどのように動きますか??』
『今、話題の利下げの株価の影響は??』
最近ニュースなどで、アメリカの金利利下げの話題があがっています。
アメリカの金利利下げは、株価に影響が大きく出るため、株式投資をしている人にとって、重要なニュースです。
それでは、アメリカの金利変動で、株価はどのように動くのでしょうか??
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』
アメリカの金利変動と、日本の株価の動きは、密接な関係があります。
そこで、まずは基本的な流れです。
・アメリカ金利 ⇒ 上がる ⇒ 株価は下がる
・アメリカ金利 ⇒ 下がる ⇒ 株価は上がる
そのため、基本で言えば、今回のアメリカの金利利下げは、株価が上がる要因になりやすいのです。
この基本を押さえておくだけでも、株式投資をする際、判断材料の一つになります。
それでは、ここから少し掘り下げて、利上げ・利下げの内容を紹介していきます。
Contents
アメリカの金利利下げと株価『今話題の利下げは株価にプラスです』
株価と金利には、密接な関係があります。
そこで、基本的な流れを説明します。
一般的に、長期金利が下がった場合、株価は上がります。
では、なぜそのような動きになるのでしょうか??
銀行に預けてもお金が増えない
投資家は、お金を増やすことを最も重要に考えています。
そのため、その時その時に、最も効率が良いお金の運用を考えます。
長期金利が下がるということは、銀行など金利で運用する機関にお金を預けても、効率が悪いのです。
安全な運用である銀行などではなく、株式投資を含めた投資に、お金が回りやすくなるのです。
結果、長期金利が下がることで、株価が上がりやすくなる訳です。
逆に、長期金利が上がると、安全運用である銀行などにお金が集まり、投資へのお金の動きが減ります。
そのため、金利が上がると、株価が下がりやすくなるのです。
アメリカの金利利下げの影響
ここからは、株価の影響だけでなく、利下げによる流れを紹介します。
・ドルが売られ、ドル安に
・銀行金利が下がることで、企業の業績が良くなる
・海外の株を買う
ドルが売られ、ドル安に
まず、金利が下がることで、ドルが売られます。
そのため、ドル安の流れになります。
為替の世界は、相関関係にあります。
その中でも、世界の中心となっているのが、アメリカドルです。
簡単な流れとして、
・金利が上がる ⇒ 米ドルが買われる ⇒ ドル高
・金利が下がる ⇒ 米ドルが売られる ⇒ ドル安
上記の流れを覚えておいて下さい。
銀行金利が下がることで、企業の業績が良くなる
次に、金利が下がることで、企業の業績が上がりやすくなります。
銀行が企業に融資する金利が下がることで、資金調達のコストが下がります。
これにより、企業のお金の動きが活発になります。
そして、企業の設備投資に回せるお金が増え、将来の業績にも期待感が増していきます。
また、金融機関からお金を借りている場合、利息の支払いが減ることになり、企業の利益は増えるのです。
海外の株を買う
金利が下がることで、アメリカの投資家は海外の株を買う流れになります。
また、金の価格や、原油価格が上がりやすくもなります。
注意すべきセクター
株価にプラスの影響となる利下げですが、注意すべき点もあります。
それは、金利が下がることで、円高になる可能性があることです。
日本の大企業といわれる企業は、そのほとんどが輸出企業となっています。
特に、日経平均225社はその傾向が強い企業が、多く存在しています。
円高により、輸出企業の利益が減少します。
つまり、株価が下落する可能性が高くなる訳です。
自動車株など、為替の影響を受けやすいセクターは、注意が必要です。
まとめ
今回は、今話題となっているアメリカの金利利下げによって、株価に及ぼす影響を紹介しました。
基本的には、利下げによって株価は上がりやすくなります。
なぜなら、安全運用の銀行など金融機関に、お金を回すメリットが減り、株を始めとする投資にお金が回りやすくなるからです。
そのため、海外投資家の資金が、日本の株式市場にも流れやすくなります。
しかし、金利が下がることで、円高傾向にもなりやすくなり、セクターごとに下落のリスクもあります。
株式投資では、絶対はありません。
しかし、基本を押さえることで、勝率や利益率は大幅に変わってきます。
・アメリカの金利利上げ ⇒ 株価下落
・アメリカの金利利下げ ⇒ 株価上昇
上記の流れを、基本として投資に役立てて下さい。