
『建設株を買うか迷っています…。』
『建設株の特徴ってありますか??』
株式投資において、業種ごとに特徴があることを知っていますか?
株式投資では、業種のことを『セクター』と言い、『セクター』ごとの特徴を知ることで勝率を上げることができます。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活している、専業5年目の個人投資家です。』
株式投資をする上で、『セクター投資』は押さえておきたいですね。
なぜなら、長い期間利益を出している投資家は、自分自身の得意なセクター、苦手なセクターを理解しているからです。
更に、『セクター』ごとに株価が動く特徴があり、そこを知っているだけでも、勝率が大きく変わります。
そこでこの記事では、『建設株』セクターの特徴や、株価が動くポイントを紹介します。
Contents


建設株価の特徴『建設会社の株価が上がるポイントは?セクター投資』
建設株の特徴
『建設株』は、建設の受注数によって株価が動きます。
そのため、決算の見方にも特徴があります。
『建設株』は、利益がピークとなる、3期前に株価が最も上がりやすい特徴があります。
企業側も、3期先の利益を発表します。
また、『建設株』の決算は、四半期ごとに均一ではありません。
年度末に駆け込み受注が入ることもあり、中間決算が悪かったとしても、年間の業績が悪くなる訳ではないのです。
『建設株』は、年度末に工事完成することが多く、4~9月は通常赤字が出やすい特徴があります。
そのため、『建設株』の決算は、下期が注目されやすくなります。
建設株と景気
『建設株』は、景気の波に影響を受けやすい特徴があります。
景気が良くなることで、金融機関にお金が流れ、金利が上昇します。
更には、公共事業や、商業施設開発が盛んになり、『建設株』に受注が増え、株価が上がるという流れです。
このように、景気サイクルの影響にある株を、『景気循環株』といいます。
建設株と不動産株の関係
『建設株』は、不動産株の内容で、期待感によって株価が動きます。
その内容とは、『増資』です。
不動産企業が『増資』を行うことで、不動産開発の期待感が上がります。
当然、建設業に受注がくるため、『建設株』の株価が上がりやすくなる訳です。
建設株と選挙
『建設株』は、選挙によっても株価が動きます。
建設業にとって、切っても切れない事業が公共事業です。
・公共事業が増える ⇒ 株価上昇
・公共事業が削減 ⇒ 株価下落
そのため、選挙の内容によって、期待感から株価が上がりやすいと考えられています。
建設株とファンダメンタル分析
『建設株』は、業界全体の利益率が低い傾向にあります。
平均的な利益率は、1~2%程度が多くなっています。
基本的な取り扱い額が大きいこともありますが、利益に結び付かない受注をすることもあります。
『建設株』は、社会的責任から安値で受注するケースもあるため、上記のような結果になる訳です。
そのため、『ファンダメンタル分析』によって、企業の利益や、利益率を調べる時には注意が必要です。
他のセクターと比べ、『建設株』の利益率は低くなることを念頭に入れて、ファンダメンタル分析を行って下さい。
まとめ
今回は、『建設株』セクターの特徴や、株価が動くポイントを紹介しました。
『建設株』は、建設の受注数で株価が動きます。
そして、利益がピークとなる3期前の決算で、株価が最も上がりやすくなっています。
景気のサイクルに影響を受ける『景気循環株』と言われ、不動産業界とも関係性の強いセクターです。
また、業界全体が利益率が低い傾向にあるため、ファンダメンタル分析をする際には、他のセクターと比べて、企業の利益率を低めに設定しましょう。