『株の板の読み方を教えてほしい…。』
『株板を見なくても、株で勝てますか??』
株の売買の注文をする時に、『板』というものを見たことはありますか?
この『板』を読めるようになると、『相場の雰囲気』や、『株価の動きの強弱感』などが、分かるようになってきます。
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
結論から言います。
板を読めなくても、株式投資で勝つことはできます。
ですが、板情報を見る事で、相場の流れや、銘柄の人気が分かり、より売買ポイントを見極めることができます。
そこでこの記事では、初心者向けに『板』の読み方を、6つのポイントで紹介します。
読み終えると、基本的な『板』の知識や、読み方を理解することができます。
Contents
株初心者の板の読み方『デイトレーダー必須』板読みのポイントは6つ
それでは、株の市場の動きを読むために、『板』の説明をします。
『板』とは、買いたい人、売りたい人が、自分の売買したい価格に並べておくための場所です。
そのため、『板』には市場参加者の、その時の注文状況が確認できます。
『板』の上の注文の動きや変化を、いち早く察知することで、株価の動きが予測しやすくなります。
板読みの方法
では実際に、板読みをしてみましょう。
初心者にも分かりやすいよう、実際のものよりもシンプルにしてあります。
真ん中の140円代の縦のラインに、株価が並んでいます。
右側が『買い注文』、左側が『売り注文』になります。
右側の数字がそれぞれの価格に入っている『買い注文の数』、左側の数字が『売り注文の数』になっています。
・147円で買いたい人達の注文数が13,200株
・148円で売りたい人達の注文数が5,500株
と、いうように見ます。
・『OVER』 = 150円を超えた価格での注文数の合計
・『UNDER』 = 145円未満の価格の注文数の合計
を表しています。
例えば、売り注文を指値で出すと、現在価格より高い値段設定だった場合、自分の注文が左側の板に反映されます。
150円で100株を売りなら、指値で注文を出すと、150円のわきに注文した株数が上乗せされます。
もしも、いくらでもいいから売りたいなら
・成行注文
・147円で売りの指値注文
を出します。
すると、147円のにある13,200株に、売りが当てられて注文が約定します。
『約定』とは、その売買が成立したことを言います。
注文が沢山入っている銘柄は、『板の厚い銘柄』といいます。
板の特徴として、
上昇トレンド → 買いが強いため売り板が薄くなる
下落トレンド → 売りが強いため買い板が薄くなる
と覚えておいて下さい。
見せ板に注意
板を見ていると『見せ板』と呼ばれるものがあります。
『見せ板』とは、大量注文が成立しそうなのに、突然注文が取り消されることをいいます。
・買う気がない注文
・売る気がない注文
ということです。
何故このような事をするかというと、沢山の注文が入っている様に思わせて、株価を操作したいからです。
本来は株価操縦なので、法律違反になります。
しかし、実際注目度が高い銘柄などで、『見せ板』はしょっちゅう見かけることになります。
『見せ板』に騙されて、高値掴みをしたり、トレンドと逆のポジションを取らないように気を付けて下さい。
板読みの取引はデイトレーダー向き
主に、板情報を見てトレードするのは、『デイトレーダー』や、『証券トレーダー』です。
もちろん、売買のタイミングを計るために、『スイング』『中長期投資』も使いますが、『デイトレード』ほどの重要性は高くありません。
そして、板の厚い銘柄は『デイトレーダー』や、『証券トレーダー』が好んで取引をしています。
買い注文も、売り注文も大量にあり、流動性が高いため、トレードに失敗しても、すぐ下の価格で損切りすることができるからです。
まとめ
今回は、『株の板読み』について説明しました。
基本的に、『キリのいい数字』や、『直近にあるチャート上の高値』は節目として意識され、注文が集まりやすいのが特徴です。
まず初心者は、『板の厚い銘柄の方が損切りしやすい』と覚えておけばオッケーです。
最初にも説明したように、『板』が読めなくても、株で勝つことはできます。
しかし、板を深く読むようになると、多くのトレードに役立つ情報を得て、次の動きを予測しやすくなります。