
『仕手株のチャート分かりますか??』
いざ株式投資を始めた時に、
『チャートの見方が分からない』という事が多く、悩んでいませんか?
株で一番大切なのは、『移動平均線』を見て、次の展開を予測することです。
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
『株のチャートが分からない』
株初心者が、必ず最初にぶつかる問題です。
特に、『仕手株』に引っ掛かって、大きな損失を出してしまう人が多いのが現実です。
そこでこの記事では、『仕手株』の株チャートを例に、実際のチャート読みを紹介します。
Contents


株初心者向けチャートの見方『手を出してはいけない仕手株チャート』
それでは、実際のチャートを元に、『仕手株』のチャート読みを説明します。
典型的な『仕手株』のチャートです。
上がり幅としては、約3倍株価が上昇した銘柄になります。
まず、仕手株の特徴として①~③のポイントに分けて説明します。
①若干出来高を作り、イナゴの動きを試している
まず、この銘柄は普段出来高もなく、値動きも少ない小型株の銘柄です。
そんな中、①で出来高が増え、上ヒゲを作った陽線ができています。
そして、その後すぐに出来高も、値動きもほぼ普段通りになりました。
何故、①のようなことが起きるかというと、掲示板やSNSなどを含め、株価の動きや簡単な情報で、イナゴがどの程度反応するのかをチェックしているからです。
仕手とはいえ、イナゴがついて株価を上昇させられないと、相場をコントロールできず、大きな損失を出すことになります。
自作自演で株価を上下させても、何の意味もありませんからね。
そして、①の反応をみて、①~②の間で株価が変動してばれないように、少しずつ株を買い集めていきます。
もちろん、①の前の段階でも株を買っていますよ。
②一気に買いを強め、情報を拡散
②で、出来高が突然増えました。
目標までバレずに株を買い集め、十分な計算が立ったため、更に買いを強めて投資家に分かるように、株価や出来高を上げてきました。
この②のポイントに気付いて、買いを入れられる人は、初動を発見し大きな利益を得られる人です。
掲示板やSNSなどで、初動ハンターと言われている人達ですね!!
ちなみに、私は初動を見抜くのはあまり得意ではありません…。
そして、②のポイントを過ぎ、急激な出来高の急増と、株価の急騰になります。
これは、仕手が情報を発信して、株価や出来高を確認したイナゴが、この銘柄に飛びついた証拠です。
②~③の中間で買いをいれたイナゴは、なんとか利益を取れますが、中間過ぎてから買いを入れる人がほとんどです。
③一気に売って利確と、空売りの追加
③の長い上ヒゲを引いた陰線で、この相場は終わりました。
出来高もこのポイントが最も多いですね。
②~③の中間の上ヒゲを引いた陽線で、仕手は利確して、2倍近い利益を得ている可能性があります。
そして、この期間と出来高を見るかぎり、③のポイントで一気に投げ売りをしたと予測できます。
もちろん、この天井付近で空売りを仕込んでいます。
ほとんどの個人投資家は、②~③の中間を過ぎたところから買いに入りってしまう人が多いです。
そのため、損失を出していたり、株を塩漬けさせてしまったりしているのです。
情報に後乗りした人達ですね。
初心者は、情報を頼りにこのポイントで相場に参加して、大きな損失を出してしまうという訳です。
そのため、初心者は仕手株には手を出すなと言いたいのです。
まとめ
今回は、仕手株のチャートを元に、株のチャートの見方を説明してきました。
紹介したチャートは、典型的な仕手株チャートです。
そのため、非常に分かりやすいはずです。
今回紹介したようなチャートを見かけたら、危険ですので注意して下さい。
特に、情報に振り回されて、損失を出している人には、このチャートの内容を見て、もう一度投資スタイルを考えてもらいたいです。