『証券会社を選ぶ時、対面式の窓口でも大丈夫ですか??』
『直接話せる、窓口が安心なのですが…。』
株式投資を始める時には、証券口座を作らなくてはなりません。
大きく分けると、『窓口注文』と『ネット注文』の証券会社があります。
ほとんどの人が『ネット証券』を選んでいると思います。
では、『窓口注文』の証券会社を選ぶのは、実際どうなのでしょうか??
『おはこんばんにちわ、ICHIと申します。』
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
私は、分析や検証はもちろんですが、『株には想像力が大切』だと考えています。
この記事では、想像力を働かせて、『窓口注文』のメリット、デメリットを紹介していきます。
今後、株のトレードを続けていくと、今回の記事が参考になる時が多々ありますので、心に留めておいて下さい。
Contents
株式投資は想像力が必要『証券会社の営業マンが勧める銘柄は買うな』
株式投資は、『分析』、『根拠』、『運』はもちろんのこと、『想像力』が必要になります。
そこで、想像力を働かせて、『本当に証券会社の窓口注文はおすすめなのか』について説明します。
それでは、窓口注文で担当者や営業マンが、何で銘柄の情報を教えてくれると思いますか?
大前提として、株は『ゼロサムゲーム』です。
『じゃあ、情報教えると損しない?』
と考える人は、鋭く正しいです。
では、なぜ情報を発信しているのかというと、発信した事によってメリットが発生するからです。
再三に渡りお伝えしますが、株は想像力です。
まずは、情報を発信する側になりきって、メリットを考えてみましょう。
窓口注文の証券会社メリット
では、私が考える証券会社のメリットを、何点か挙げていきます。
証券会社のレーティング
『レーティング』とは、証券会社が発表する株価予想のようなものです。
『この会社は景気いいから、○○円まで上がると思うよぉ~』
『この会社は調子悪いから、○○円まで下がると思うよぉ~』
簡単に言ったら、こんな感じで発表してきます。
もちろん、思いつきで言っている訳ではなく、証券アナリストが細かい分析の元に発表してくれます。
それでは、発表するメリットは何なのでしょう?
私が考えるには、2つあります。
予想を当てて、自分の会社を使ってもらうため
これは、皆さんも想像できたと思います。
信用、信頼はビジネスの基本ですからね!!
まず、株の銘柄や、株価情報を発表することで、自社を利用してもらう可能性が高くなります。
その価格まで金額を上げたい、下げたい
『ん…???』
予想をしてるのに、上げたいの?下げたいの??
不思議に思いますよね。
では、情報を発表している側として、想像してみましょう。
例えば、100円で株を買ったとします。
値段上がって欲しいですよね!
株を買った会社の業績もいいし、決算も良さそうだ。
分析の自信もあるし、信頼されてるから、予想を発表しよう!
『この会社は200円まで、株価が上がると思うよぉ~』
この言葉を、信用、信頼している人たちは、200円付近まで株を買います。
発表した側も、信じた側もお互い儲かってハッピー!!
これで終わりではありません。
信じて買った人たちも、発表された株価に近付いた段階で、下がって損をしたくないので、株を売って利益をだそうと考えます。
あなたならどうしますか?
『・・・・・。』
そうです!
下がる事が分かっているならば、信用取引で売りを入れるんです。
『空売り』ですね。そのため、発表した側は200円付近で空売りを入れます。
さらに、買った株の利益をだして、しっかり値段が下がるためにも、100円で持っていた自分の株も売って、値段が下がりやすいようにするんです。
結果、信じていた人達も一斉に売りだします。
例えば、100円まで下がったとしましょう。
100円で買い
↓
200円に値上がり
↓
200円空売り
↓
200円で持っている株を売却 → 100円利益
↓ +
株価が100円に値下がり → 100円利益 → 合計200円利益
『空売り』には、買い戻しというものがあります。
そのため、全てが予想通りにいく訳ではないので、こんなに単純ではありません。
単純に分かりやすくしてみました。
情報を発表した事によって、元手100円が、利益200円と合わせて300円になりました。
資金3倍です。
う~ん、美味しい!!
私なら上記のようにするために、分析された的中率の高い情報を発表します。
ここまで説明したように、自社の証券口座利用者を増やすことで、株価のコントロールもでき、利益率も上がる訳です。
窓口注文のおすすめを買うのは??
ここまで、想像力を働かせて、証券会社の考えを書いてきました。
では、窓口や営業マンに、勧められた株を買うのは、いいのでしょうか??
結論から言うと、やめて下さい。
なぜなら、証券会社は手数料ビジネスです。
つまり、株を勧めたお客が、儲かろうと、損をしようと関係ありません。
多くの取引をしてもらって、その手数料が会社に入ればいいのです。
ですから、プロが勧めた株式だから、安心ということはないのです。
それどころか、証券会社が株価を上げたい銘柄を、買わされることもあります。
特に、営業マンは株式投資のプロではありません。
会社や、所属部署に、『顧客に買わせろ』と指示を受けた銘柄を、勧めてきているだけです。
皆さん、『証券会社のお勧めだから』などという理由で、株を買うのはやめておきましょう。
まとめ
今回は、証券会社の人間になりきって、想像力を働かせてみました。
もちろん、これが全てではありませんが、これも株の一面です。
人は、必ず自分のメリットを最優先する事は、皆さんも同じはずです。
証券会社のメリットは、あくまでも手数料を得ることです。
何か美味しい話があった場合は、相手側になったつもりで想像力を働かせてみて下さい。
特に、自分で騙されやすいと思う人は、これを実践するだけで結果が変わるはずです。