おはこんばんにちわ、ICHIです。
専業4年目の個人投資家です。
前回のボリジャーバンドに続き、今回は移動平均線乖離率を説明します。
*詳しくはこちら「株のテクニカル分析方法・ボリジャーバンド」
私のメインテクニカル分析は
・ボリジャーバンド
・移動平均線乖離率
・MACD
の3つをサポート要素として使用していますが、その3つの中でも特に乖離率を重要視しています。
もちろん、移動平均・ローソク足・出来高の基本チャートの次にですが…。
では、平均線乖離率を説明していきます。
Contents
株のテクニカル分析方法、移動平均線乖離率とは?
では移動平均線乖離率とは何なのか?
乖離率とは、移動平均線と現在の株価が、どれくらいかけ離れているかを数値化したものです。
単純に言うと乖離率大きいほど、株価が逆方向に動きやすいということです。
これを元に、売買のタイミングをはかるのです。
例えば、
・株価が移動平均線より下にある
↓
・マイナス数値の乖離率が大きくなる
↓
・割安感から買いが入る
という流れです。
他のテクニカル分析にも言えることですが、株価は上がれば下がり、下がれば上がります。
この事を元に、投資する側は次の展開を予測し、売買をするのです。
乖離率の使い方
実際の乖離率の使い方です。
各証券会社が出しているアプリの機能で、乖離率はすぐ見ることが出来るので、乖離率の計算方法は省きます。
乖離率の日数設定は色々出来ますが、私は25日移動平均乖離率をメインにしています。
俗に言われている数値だと
・乖離率±10%を超えた
近々反転する可能性が高いと言われています。
しかし私は、以前も触れたように逆張り派なため、10%で売買タイミングと捉えることはあまりありません。
最低ラインを±15%以上の乖離率と設定しています。
大事な事なので重複しますが、あくまでも移動平均線・ローソク足・出来高がメインなので、10%以下でも売買する時はあります。
乖離率も相場の
・買われ過ぎ
・売られ過ぎ
を数値化しているので、乖離率の数値が少ないと相場の流れに乗ってしまい、逆張り派は手痛い損失を食らうことが多くなるからです。
乖離率の注意点
乖離率の注意点です。
その他のテクニカル分析でも言えることですが…。
まず乖離率は絶対ではないことを注意してください。
特に、私のような逆張り派は、大きく損失を出し、最悪相場から退場もありえます。
自分が注目している銘柄によっても、数値は大きくことなります。
例えば、東証1部の大企業でだれもが知っている企業だとしましょう。
出来高も常に安定した数字を日々作り、中長期投資の株主も沢山いる企業銘柄です。
この場合、会社に相当な不祥事などがない限り、乖離率はそれ程開きません。
なぜなら、常に売買が盛んなため、株価も緩やかに上昇・下落を繰り返しているからです。
このような銘柄の場合は、基本となる±10%乖離率でも大丈夫だと思います。
しかし、仕手株や新興銘柄など、値動きが激しい銘柄の場合、±10%乖離率は当たり前のごとく起こります。
±20~30%も当たり前にあります。
どの銘柄にはいるかで、注目する乖離率の数値は変わってくる事をよく覚えていて下さい。
私の考える移動平均線乖離率の良い所
私が考え・実感している移動平均線乖離率の良い所をあげます。
基本的に2つです。
・売買タイミングがつかみやすい
・損切がしやすい
売買タイミングが掴みやすい
利益確定のタイミングをはかるのに、乖離率が一番使いやすいです。
あくまで私の経験からであって、人によっては違う方達も沢山いるかとは思います。
また、逆張り派としても、転換期の見分けに使いやすく、数値の設定を30%以上にしておけば、そうそうはずす事は少なくなるでしょう。
まあ、なかなか30%超えはありませんが…。
損切がしやすい
株式投資をするにあたって、避けては通れない大事な部分ですね。
売買のタイミングを掴みやすいのと似ている部分ですが、想定していた乖離率を、さらに超えて動き出した場合、予想を外した動きなので、早期撤退する目安になります。
まとめ
今回は、移動平均乖離率に触れてきました。
個人的には、非常に使いやすいテクニカル分析の一つだと思います。
何事も練習が必要ですが、機会があれば是非使ってみて下さい。