『成行注文のメリットを、教えて欲しい…。』
株の売買をする注文方法には、『指値注文』と、『成行注文』があります。
それでは、『指値注文』と、『成行注文』の、メリット、デメリットを理解していますか??
『株の収益だけで生活をしている、専業5年目の個人投資家です。』
株を売買する時に、『指値注文』か『成行注文』かで、迷う事ありますよね。
そこでこの記事では、『指値注文』と『成行注文』の、メリット、デメリットを紹介します。
Contents
株初心者の注文方法『指値注文と成行注文のメリット、デメリット』
それでは、『指値注文』のメリット、デメリットから説明します。
指値注文のメリット・デメリット
『指値注文』は、希望した価格で買ったり、売ったりできるのがメリットです。
デメリットとしては、
・買い注文 → 株価が希望した価格以下でなければ買えない
・売り注文 → 希望した価格まで株価が上昇しなければ売れない
ということです。
そのため、売買のチャンスを逃してしまうという危険性があります。
例えば、
現在株価500円の銘柄
⇓
『もう少し下がってから買おう』
⇓
400円で指値買い注文
⇓
株価が420円までしか下がらず買えなかった
⇓
株価が1,000円、2,000円と上昇
⇓
チャンスを逃してしまった…。
こんな事良くあります。
私も、沢山経験しました…。
そのため、上昇の初期段階なら、『成行注文』で買ってしまうのもありなのです。
『指値注文』は、
『この価格まで、株価が下がらなければその株は欲しくない』
『300円まで株価が下がったら買い足そう』
という時に使うのが、良いと考えています。
そして、『損切り』をする場合は、とにかく決済することが最優先になります。
損切するときは、
『300円になったら損切しよう』
『500円まで待ってみよう』
と悩んで待っていると、より大きな損失を出してしまう可能性が増してしまいます。
まずは、早めに『損切り』をおすすめするので、『成行注文』ですぐ決済してしまう方が良いと思います。
成行注文のメリット・デメリット
『成行注文』は、注文を出せばすぐに買ったり、売ったりできるのがメリットです。
しかし、
・想定より高い株価で買い注文が成立
・想定より低い株価で売り注文が成立
という事があります。
これが、『成行注文』のデメリットになります。
特に、普段の出来高などが少ない銘柄で、『成行注文』を出すと、大幅に価格の誤差が出てしまいます。
例えば、
【例1】
・現在の株価500円
⇓
・600円で買い注文が成立
【例2】
・現在の株価500円
⇓
・400円で売り注文が成立
ということもあるので注意が必要です。
これは私も経験があって、約定した金額が思っていた金額と開きがあり、ガッカリしたものです…。
そして、前場、後場の取引開始前に『成行注文』を出した場合、取引開始前に出ている全ての買い、売りの『成行注文』が成立するように、株価がつくことになっています。
そのため、
・前日や、前場の株価より、かなり高い株価で買い注文が成立
・かなり低い株価で、売り注文が成立
というような事があります。
このような事態を避けるためには、『成行注文』ではなく、
・自分の許せる最高の価格で、買い注文、
・自分の許せる最低の価格で、売り注文
などで、『指値注文』を出した方が安全です。
まとめ
今回、『指値注文』と『成行注文』のメリット、デメリットについて説明しました。
2つの注文の違いは、価格を指定するかどうかという点です。
・買いの価格
・売りの価格
を重視したい場合には、『指値注文』を選ぶ。
取引の成立を重視したい場合には、『成行注文』を使うのがポイントです。